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DTM:ザンドフールト第8戦、レッドブルのダ・コスタがポールポジションから初優勝!

2015年07月13日 15:00  AUTOSPORT web

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初ポールポジションから初優勝を果たしたダ・コスタ
ドイツツーリングカー選手権、オランダのザンドフールトで12日に開催された第8戦は、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW M4 DTM)が初ポールポジションから初優勝。現在レッドブルF1テストドライバーも務めている、23歳の新たなウイナーが誕生した。

 ダ・コスタはスタートを決めて、首位をキープ。2番グリッドのブルーノ・シュペングラー(BMW M4 DTM)にアウグスト・ファーフス(BMW M4 DTM)が仕掛けていくが、まずはシュペングラーが2番手を守る。

 日曜日のレースはタイヤ交換が義務づけられており、上位勢ではシュペングラーと第7戦の勝者マルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)が12周目にピットイン。その1周後に、ダ・コスタとファーフスがタイヤ交換を行った。

 ダ・コスタはピットアウト後もリードを守り、ファーフスが2番手に上がってきた。ファーファスはダ・コスタの背後につけ、逆転のチャンスを狙い続けていたが、ダ・コスタが0.473秒差で後続を抑えきり、第7戦の初表彰台に続いて、念願の頂点に立った。

 3位はシュペングラー、4位に早めのピットストップでポジションを稼いだティモ・グロック(BMW M4 DTM)、5位にウィットマンと前日のレースでトップ7を占めたBMW陣営が、またもトップ5を独占。ウィットマンは16周目にルーカス・アウワー(メルセデスAMG C63 DTM)と接触して審議対象となったが、お咎めなしとなっている。マルティン・トムジク(BMW M4 DTM)は、この混戦でマシンにダメージを負い、リタイアとなった。

 メルセデス勢では、パスカル・ウェーレイン(メルセデスAMG C63 DTM)がスタートで9番手まで後退したものの挽回して“BMW以外のベスト”6位でフィニッシュ。7位にアウディ最上位のマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)が続いた。

 21周目にダニエル・ジュンカデラ(メルセデスAMG C63 DTM)とエドアルド・モルタラ(アウディRS5 DTM)がクラッシュして両者リタイア。24周目にトム・ブロンクビスト(BMW M4 DTM)がロバート・ウィケンス(メルセデスAMG C63 DTM)に接触してスピンさせてしまい、ドライブスルーペナルティを受けている。

 ジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)は14位と連続ノーポイントに終わった。ポイントリーダーの座は譲らなかったが、2位エクストロームとの差は5ポイントに縮まり、ウェーレインも同点で3位に浮上。レース同様、チャンピオンシップも接近戦となってきた。