「Alexander McQueen:Savage Beauty展」は2011年にNYのメトロポリタン美術館で初開催された展覧会で、2010年に亡くなったアレキサンダー・マックイーンの故郷の英国に凱旋する形で3月からヴィクトリア&アルバート博物館で開催されている。学生時代に製作した卒業コレクションから2010年秋冬の未完成コレクションまで多数の作品が展示されており、4月にオンラインで発売した3万枚の前売り券は早期に完売。これを受けて、当初の予定だった会期を7月19日から8月2日まで2週間延長すると共に5万枚の追加チケットを販売したが、これも早期に完売した。当日券は200枚用意されているが、早朝に並ばないと入館できない状態が続いているという。
ヴィクトリア&アルバート博物館の歴史上初めて実施される深夜の開館は、7月24日~26日と7月31日~8月2日の2回で、1万2000枚のチケットを追加発売。夜間のドームでは音楽が流れ、バーや軽食の利用も可能になるという。同展はこれまでに34万5千人の来場者が計87カ国から訪れおり、ディレクターのMartin Rothは「この人気は我々の想像をはるかに超えている。特別な夜間のショーを、世界中のまだ訪問していない人々に体験してもらいたい」としている。
■Victoria and Albert Museum:公式サイト