シルバーヘアとメガネが上品、ふんわり優しい雰囲気を漂わせるご婦人の隣にいるのは……モ、モヒカンヘアの女性っ!? しかもピンクカラーのモヒカンですよ……超ファンキーじゃあないですかー!
でも、あれ? この2人、顔がそっくりな気がするんですけども……? それもそのはず、だってこの2人は同一人物!
ご紹介するのは、海外サイトredditおよびimgurに掲載されていた、1枚の衝撃写真。「この人やるわねぇ」な~んて、ニヤニヤしていたのもつかの間。そこに付けられていたタイトルに、心をグッと掴まれてしまうのです。
【モヒカンヘアになった、本当の理由】
「母は、化学療法で髪が無くなる前に、なにか面白いことをしようと提案してきました」
そう、こちらのママは乳がん患者。しかもがん治療における化学療法を受けるのは、これで2度目。さらに驚くことには、同じ場所にがんが見つかったのだそうです。
【こんなときだから、ユーモアを大切にしたいママなのです】
普通こういった状況に直面したら、人間は落ち込むもの。でもね、こちらのママはユーモアに溢れており、なおかつサービス精神旺盛。こういったときでも決して、ユーモアを忘れなかったのよ。
みんなをあっと言わせるため、そしてなにより自分自身が楽しい気分になれるよう選んだ方法が「モヒカンヘアにすること」って……やっぱママ、めちゃくちゃファンキーだよぉーー!!
【ネットの声「すごく好きになった」】
ママが見せた驚きの行動に、ネットユーザーのみなさまも続々反応を示している模様。
「彼女が、化学療法で髪の毛が無くならなかったレアケースになるといいのに。そう願ってる」
「髪を失うだけで済めば、それでいいんだ」
「こういった行動が、彼女自身にとって強い心の支えになっているのだと思う」
「彼女のことはよく知らないけど、すごく好きになったよ」
「実際、化学療法で髪の毛が抜けるということは、治療に反応しているという証拠なんだ」
「このまま強くあってほしい。そして1日も早い回復を祈っています」
「彼女にこの髪型は、とてもよく似合っている。畏怖の念すら感じるほどにね」
【ママのサービス精神に思わずにやにや、そして涙】
さらにスゴイことに、ママのファンキー伝説は今に始まったことではないらしいから、スンゴイ。
前回がんになった際には、髪の毛をすべて細かい三つ編みにして、その後カットした髪の毛を友人たちに手渡したママ。そのときお見舞いに来た人々を驚かせようと、わざわざかつらを被って、待ち構えていたママ。
そして今回、切除した乳房の辺りに、乳房再建手術ではなくタトゥーを施そうとたくらんでいる(!)という、ママ。
【化学療法で肉体的にも精神的にも大変なはずなのに……】
言うまでもありませんが、体に大きな負担がかかる化学療法は壮絶な闘いです。それなのに、いや、だからこそユーモアを忘れないよう、アレコレと試み、今もそれを行っているのかもしれない。
そう思うと、記者(私)はママを強く抱きしめたくなる衝動を、抑えずにはいられません。
【どうか少しでも早く、回復しますように】
とにもかくにもママ、あなたはピンクのモヒカンヘアが、あまりにもよく似合っています! そのロックな心意気できっと、すぐに病気も良くなる。心から、心から、そう願っているからね……!
参照元:reddit 、imgur
執筆=田端あんじ (c)Pouch