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シニアデザイナーが新たな挑戦 アンリークイールが新ライン発表

2015年07月10日 10:51  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

Henri Beguelin Image by: Fashionsnap.com
レザーブランド「アンリークイール(HENRY CUIR)」が、新ライン「ラインコレクション」を発表した。刺繍を直線上に並べたバッグやカードケース、財布などが展開されるラインで、発売に合わせデザイナー、アンリ・ベグラン(Henri Beguelin)が来日。青山の旗艦店で、関係者を招いてカクテルパーティーが行われた。

アンリクイールデザイナーが来日の画像を拡大

 今回のイベントでは、青山店と京都店で7月10日に発売されるラインコレクションをはじめ、人気バッグの「MARGUERITE」、「CARNVAL」から最新コレクションまで幅広く展示。1点1点手作業で作られたアイテムを来場者に披露した。デザイナーのアンリ・ベグランは自身のクリエイションについて「流行を求めず、自分自身がいいと思うクオリティーをずっと追求してきました。過去のことにはあまり興味がなく、明日そして未来に向かって良い物を作り続けることが何よりの楽しみです」とコメント。日本については「手作業の素晴らしさを理解している唯一の国と言っていいのではないでしょうか。最も店舗数が多いのが日本なのですが、これも日本にクラフト文化が根付いているからこそだと思います」と語っている。
 アンリークイールはイタリアのクラフトブランドで、国内では、東京糸井重里事務所が手がける「ほぼ日手帳」とのコラボレーションでも知られている。1947年生まれのアンリ・ベグランは、スイスのプロサッカーリーグに所属した経験があるデザイナーで、1972年にショップ兼工房を構えキャリアをスタート。2006年にはハーマンミラーに世界の3大デザイナーとして選出され、チェアとオットマンをミラノ家具展に出展した。