マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、今のF1ではテストと開発が非常に厳しく制限されていることでスポーツとしての面白さが削がれているとの考えを示した。
現在F1では、観客数を増やすためファンの興味を引き付けるような要素を増やそうとさまざまな面で検討が行われている。
アロンソは、F1はGP2よりもっと圧倒的に速くなければならず、現在のテスト制限を緩和し開発の自由度を高めるべきであると考えている。今のように開発が制限されていると、見ている側にとって「レースがとてもつまらなくなる」と、アロンソは述べた。
「(F1)マシンをもっと速くすべきだ。F1とGP2のタイムが今はあまり変わらない」とアロンソが語ったとCrash.netが伝えた。
「もっとテストを増やし、マシン開発の自由度を高めるような規則にすべきだ。現状では冬の最初のテストでマシンを走らせた時点のポジションがシーズン最後までほぼ変わらない」
「自分たちも他も進歩はするが、規則がとても厳格で、エンジン開発が凍結され、空力面もかなり制限されている。そのためにあまり開発ができないんだ。それによってレースが予想しやすくなり、すごくつまらなくなってしまう」
FIAは2017年には大幅に速いF1マシンを導入することを考えている。「空力規則の進化、よりワイドなタイヤ、マシン重量の削減により、ラップタイムを5秒から6秒縮める」ことで合意したことを今年5月に発表、そのための手段を検討中だ。さまざまな提案がなされる中で、グラウンドエフェクト復活という案があることも分かっている。