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黒人モデルが「自分はメイク道具持参」と待遇の差で不満を吐露

2015年07月08日 19:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

Nykhor Paulのインスタグラムより
南スーダン出身のモデルNykhor Paulが、ショーのメイク現場で受けた待遇への不満を自身のインスタグラムに綴り、注目を集めている。

ファッション界は未だ白人中心?の画像を拡大

 Paulはこれまで有名メゾンのランウェイショーに多数出演。しかし今までメイクアップアーティストが自分のようなダークスキンのモデルに施すメイク道具を持ち合わせていないことが何度もあったという。そのようなことが起こるため「白人のモデルは手ぶらだが、自分はメイク道具を持参しなくてはいけない」と不満を漏らし、出演するモデルが白人という前提で仕事をするメイクアップアーティストに対して「どんなモデルがショーに出るか事前に調べて準備をしてほしい」と改善を訴えた。Paulはこれまでにもファッション界において黒人モデルの起用が少ないことについて度々言及している。
 ファッションオンラインサイト「Fashion Spot」が年2回に発表しているショーに出演するモデルの多様性に関するレポートによると、NY、ロンドン、パリ、ミランの2015年春夏コレクションに出演したモデル総数9,538人のうち80%が白人だったといい、モデル界における多様性の欠如が問題として上がっている。