着回しアイデアを発見する女性向けソーシャル・クローゼットアプリ「クローゼット(XZ)」を運営するSTANDING OVATIONが、gumiベンチャーズやDBJキャピタルなどの4団体を引受先に第三者割当増資を実施し、1.4億円を調達した。8月中旬にはアプリの大幅なアップデート、9月上旬にはウェブコンテンツのリリースを予定。アパレルブランド店舗とのオムニチャネル連携やバーチャル試着システムの開発を目指し、事業展開を加速させるという。
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「XZ」は、手持ちのアイテムをユーザー間で共有してコーディネートを組むことで着回しのヒントを発見・提案していくアプリで、2014年9月の公開から約10ヶ月間のダウンロード数は52,000件。うち約3割がオンライン上の"クローゼット"に手持ちの服や小物を登録しており、アイテム数は27万点以上、着回しのアイデア提案も55,000件を超えている。
リニューアル後のアプリには、提案力の高いユーザーに着回し方を相談するようなQ&A、フォロワーが多いユーザーや人気のコーディネートを表示するランキングなどの機能を追加。新たに立ち上げるスマートフォン向けのウェブコンテンツでは着回し方を学習するための記事など掲載し、集客に繋げることで「XZ」アプリへのアイテム登録数を早期に100万点まで引き上げる。
今後はブランドの"クローゼット"も開設し、商品と手持ちアイテムを組み合わせたコーディネート作成で購買に繋げる取り組みを計画。寺田倉庫と協力してユーザーが登録したいアイテムを有料で撮影・投稿する代行サービスの提供や、手持ちのアイテムを活かしたバーチャル試着システムの開発なども行い、「ファッションのクラウド化」を進めていく。
■XZ:公式サイト