FIAは早ければ2016年にもF1の週末のフォーマットを大きく変更することを検討していると発表したが、若手ドライバーによるレース、あるいは土曜のスプリントレースを追加するという提案がなされていることが分かった。
先週行われたF1ストラテジーグループ会合において、今年から2017年にかけてのF1規則変更の方向性に関していくつかの決定が下された。その中のひとつとして、「予選と決勝のウイークエンドのフォーマットに革新的でエキサイティングな変更を加えることが協議されており、2016年の導入を目指しFIAとFOMがこれを評価している」とFIAが発表した。
FIAは詳細については述べていないものの、検討されている提案の内容が明らかになった。日曜にメインの決勝を行うことに変わりはないものの、土曜に予選と共に短いレースを行うという提案がなされている。また、全チームが3台目のマシンに若手ドライバーを乗せてレースを行い、上位に入ったドライバーを日曜のメインレースに出場させるという案もあるといわれている。後者の案に関してはマシンを1台余分に用意しなければならず、コストの上昇が避けられないという問題がある。
こういった案は今後分析され、9月に開催予定のストラテジーグループ会合で再度協議される見込みだ。
しかしまだこういった計画はごく初期段階にあり、詳細について述べるつもりはないと、ストラテジーグループのメンバー、ウイリアムズのチーム副代表クレア・ウイリアムズとマクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは述べている。