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ホンダ、シビック・ツアラーでギネス世界記録を更新

2015年07月07日 19:10  AUTOSPORT web

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燃費性能のギネス世界記録に挑んだホンダ・シビック ツアラー
ホンダが、シビック・ツアラー 1.6 i-DTECで、燃費性能のギネス世界記録を更新した。

 今回、ホンダが更新した世界記録は、“EU加盟国のうち陸続きの24カ国を、どれだけ低燃費で周ることができるか”というもの。挑戦には、欧州ホンダのR&D部門に所属するファーガル・マクグラスとジュリアン・ウォーレンの2名が参加し、6月1日にベルギーのアールストを出発。25日間で1万3498kmを走破し、6月25日にゴール地点であるアールストに戻ってきた。

 1万3498kmという距離は、イギリスからオーストラリアまでの直線距離に相当する。シビック・ツアラーは、わずか9回の給油でこの距離を走りきったため、1回の給油で約1500kmを走破したこととなる。ちなみに、この挑戦にかかったガソリン代は645ユーロ(約8万7000円)だった。

 今回の挑戦は、『一切の改良を施していない市販車で行わなくてはならない』、『挑戦する2名のドライバーを途中で変更してはならない』、『給油は一般のガソリンスタンドで行い、アドバンテージを得ることがないよう、毎回満タンまで給油しなけらばならない』など、厳しい“レギュレーション”のもとで実施された。

 そのため、ドライバーたちは、急加速と急ブレーキを避けたドライビングを心がけ、常にタイヤの空気圧やオイルの状態に気を配るなど、一般のドライバーでも行えるテクニックを用いて、ギネス記録に挑んだという。

 ドライバーのひとり、マクグラスは「かなりタフな挑戦だったが、楽しみながら挑戦できた。ギネス記録を更新できたことで、努力が報われたよ」と喜びを語っている。

「記録更新はチームが努力した結果だ。サポートしてくれた全員に感謝したい。僕とジュリアン(・ウォーレン)は長い間ステアリングの前に居たから、今はデスクの前に戻りたくて仕方がないよ!」