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国立競技場の自由席シートを再利用 カリモクが3組のデザイナーと椅子制作

2015年07月07日 19:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ドリルデザインが手掛けた「TOKYO スツール」 Image by: ぴあ
国立競技場のスタンドの自由席シートを使った椅子の販売が開始された。日本の家具メーカー カリモク家具の設計・製造で、林裕輔と安西葉子によるデザインスタジオ「ドリルデザイン」、白鳥浩子、鈴木元の3組がそれぞれデザインを手掛けた。

国立競技場の自由席シートが椅子にの画像を拡大

 同企画は、解体のため2015年に閉鎖した国立競技場のスタンド座席を新たなデザインで蘇らせるプロジェクト「SAYONARA 国立競技場"FOR THE FUTURE" MEMORIAL GOODS」の一環で、スツール、チェア、2人掛けベンチを発表。ドリルデザインが手掛けた「TOKYO スツール」は"TOKYO"をテーマに直線的で軽やかなフォルムに仕上げられ、白鳥浩子による「pony チェア」では"思いを運ぶ架け橋"となるポニーをイメージして小振りなデザインで作られた。2人掛けの「KOKURITSU ベンチ」を制作した鈴木元は、国立競技場で使われていた当時のシートピッチを再現することで「隣りに座った人と時間や体験を共有できる椅子」を意識したという。価格は「TOKYO スツール」は350脚限定で3万2,400円、「pony チェア」は150脚限定で4万3,200円、「KOKURITSU ベンチ」は200台限定で5万4,000円で、「チケットぴあ」のウェブサイトで8月23日まで取り扱われる。
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