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トヨタ、WRC復帰へ向けた体制を強化。チーム代表にマキネン

2015年07月07日 14:40  AUTOSPORT web

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トヨタのWRC復帰時にチーム代表を務めるトミ・マキネンとチーム総代表に就任する豊田章男社長
トヨタ自動車は、2017年の世界ラリー選手権(WRC)参戦に向けた推進体制を発表した。『TOYOTA GAZOO Racing』が参戦チーム名となり、WRCで4年連続チャンピオンを獲得した経験をもつトミ・マキネンがチーム代表に、トヨタ自動車の豊田章男社長がチーム総代表に就任する。

 1月30日に行われたトヨタの2015年モータースポーツ活動発表会で正式に発表されたトヨタのWRC復帰。この発表会では参戦マシンをトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)が開発するトヨタ・ヤリスWRCとすること、参戦開始は2017年からとなることのみが明らかにされていた。

 今後はマキネン協力のもと、17年のWRC復帰へ向けマシンの開発など体制を強化していく。チーム総代表の豊田社長は「お客様が普段走る“道”を舞台に、いかに速く走るかを競うラリーは、もっといいクルマをつくりたいと願うトヨタにとって最高の場であり、その最高峰であるWRCは世界の道を知る上で最適な舞台であると考え、再び挑むことを決意しました」とコメントを発表した。

「再挑戦に際し、トミ・マキネン氏を迎えることとなりました。マキネン氏は、トヨタにはない“豊富な経験”や“自動車開発に向けた新たな発想”を持っています。マキネン氏にトヨタのもっといいクルマづくりを助けてもらいたい、一緒に仕事をしていきたい、と感じたため、私からWRC参戦のサポートをお願いしました」

「ラリーは、出る人も、見る人も、クルマの楽しさを実感できる競技であり、携わる自動車メーカーの技術力向上にも繋がる競技です。この素晴らしい競技を守り続けてきた他の自動車メーカー、参加者、競技関係者、ファンの皆様に敬意を表しながら、トヨタはラリーに再び挑戦いたします」