映画『ピエロがお前を嘲笑う』が9月12日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開される。
『ドイツ・アカデミー賞』6部門にノミネートされた同作は、物語全体を覆すような仕掛けやどんでん返しが用意されている「マインドファックムービー」のひとつとして話題を集め、ハリウッドでのリメイクも決定している作品。物語は、世界中を騒然とさせる数々のハッキング事件を起こし、殺人容疑がかかる天才ハッカーのベンヤミンが突然警察に出頭してきたことから展開され、自白をもとにベンヤミンの身辺調査を始めた捜査員が、不可解な事実を次々に発見し、彼の話に疑念を抱き始める、というあらすじだ。
メガホンをとったのは、アメリカの『バラエティ』誌で「世界で注目すべき監督10人」に選出されたバラン・ボー・オダー。「少し前まで誰にも相手にされず、透明人間のようだった僕の人生は、ハッカー集団CLAYを結成したことで180度変わった」と語る主人公のベンヤミンを、映画『コーヒーをめぐる冒険』のトム・シリングが演じる。