世界ラリー選手権(WRC)第7戦ポーランドは5日、SS18~19のデイ3が行われ、セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が今季5勝目。2位に2番手のアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が入り、フォルクスワーゲンがワン・ツー・フィニッシュを達成した。3位にはオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)が入り、今季初の表彰台を獲得している。
■フォルクスワーゲン・モータスポーツ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
セバスチャン・オジェ/総合優勝
去年の勝利を再現することができて、本当に嬉しい。ジュリアン・(イングラシア)と僕で、完璧と呼べるパフォーマンスを発揮できた。素晴らしいマシンを作り上げてくれたチームに感謝したい。想定より気温が高く、コックピット内はとても暑かったけど、それでも楽しく週末を過ごすことができた。
この優勝で選手権制覇にまた一歩近づいた。まだ6戦残っているけれど、シーズン前半のうちにセーフティリードを築くことができて満足している。
アンドレアス・ミケルセン/総合2位
これまでのキャリアでベストといえるラリーだった。初優勝に手が届きそうだったけれど、あと少し足りなかったね。それでも、今回のパフォーマンスには満足しているんだ。
初優勝を手にするのは、時間の問題だと思っている。ランキングで2番手を取り戻すことができたし、今回のリザルトは僕たちにとって金メダルにも等しいものだ。
ヤリ-マティ・ラトバラ/総合5位
表彰台を目指して限界までプッシュしたけれど、残念ながらクラッシュしてしまった。あのクラッシュのせいで5位になってしまったけれど、フィニッシュできたのはマシンが頑丈で、チームのメカニックが優秀だったからだ。もし、これらの要素が欠けていたら、リタイアするしかなかったと思う。
次戦ラリー・フィンランドは、僕にとってシーズンのハイライトとなる1戦だ。母国ラリーで表彰台に上がるべく、準備を整えていくよ。
■Mスポーツ(フォード・フィエスタRS WRC)
オット・タナク/総合3位
この表彰台フィニッシュは、僕や(コドライバーの)ライゴ・モルダー、チームにとって、言葉で表すのが難しいほど大きな意味がある。この結果を手にするために全力で取り組んできた。努力が報われて本当に嬉しいよ。週末を通してマシンのフィーリングが良かったから、ラリーを楽しむことができたよ。
以前にも表彰台に登っているけれど、今回は格別だ。前回と違って、自分たちの力で手に入れたものだからね。次の(ラリー・)フィンランドでも競争力を発揮できると思う。
■ヒュンダイ・モータースポーツ(ヒュンダイi20 WRC)
ヘイデン・パッドン/総合4位
いい結果を残すことができたから、全体としては素晴らしい週末だったと思う。リズムを掴むのに苦労したけれど、走り切ることができて嬉しいよ。4台そろって完走できたことも、チームにとっていい結果だった。
もっと速く走ることもできたけど、まったく新しいルート設定だったので無理はしなかったよ。今回の経験を、次戦フィンランドへ活かしていきたい。
ティエリー・ヌービル/総合6位
いい週末だったと思うし、この結果には満足している。タイヤチョイスでミスしたことが悔やまれるけれど、それでも力強いペースで走ることができた。
今朝はマシンが転倒してしまったから、理想的なスタートではなかった。何が起きたのは分からなかったけど、走行を続けることができてラッキーだった。
■シトロエン・トタル・アブダビWRT(シトロエンDS3 WRC)
クリス・ミーク/総合7位
すべてのステージを走りきり、経験を積むことが重要だった。木曜日のシェイクダウンでクラッシュして、上位陣のペースについていくのが難しくなった。
今週末に学んだことを活かして、改善に取り組んでいく。ラリー・フィンランドが楽しみなんだ。去年は速さを見せることができたからね。