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ドリカム中村正人、名曲「何度でも」の重要性を語る「長い年月をかけて“私のドリカム”にしてくれた」

2015年07月05日 11:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『SONGS』公式HP

 DREAMS COME TRUEが、7月4日放送の『SONGS』(NHK総合)に登場。ターニングポイントとなった楽曲を披露するとともに、女優やメンバーがそれぞれの“ドリカム像”を語った。


 “大人の心を震わせる音楽番組”をコンセプトに掲げ、様々な形でアーティストの歴史を振り返る同番組。今回は過去の映像を交えつつ、宮崎あおい、常盤貴子、中村正人のコメントVTRでドリカムのキャリアと現在地を紹介した。冒頭、5月6日にアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイで行われた、吉田美和が50歳記念バースデーライブ『DREAMS COME TRUE Special Live in Hawaii よしだみちゃん、生まれて飛び出てジャジャジャジャ~ン♪ え、50?!』から「うれしい!たのしい!大好き!」の映像で番組がスタートした。


 常盤はドリカムの楽曲について「今日は好きな人に会いに行くというシーンでは『Ring! Ring! Ring!』を聴いたりとか、自分の恋愛体験だと追いつかない部分にポンと上がれるように、ドリカムの曲を使わせてもらっていた」と、愛聴することで演技の幅を広げる効果があったと明かした。続けて常盤は、自身の主演ドラマ『愛していると言ってくれ』(1995年・TBS系)の主題歌として大ヒットした「LOVE LOVE LOVE」について「撮影中は私を助けてくれる存在だったけど、そこからしばらく、街で流れた時に耳をふさいでしまう曲だった」と告白。しかし、その感情は同曲をライブで見た際になくなったそうで、常盤は「みんなで叫んだ時に『トラウマ克服!』って思ったんですよね。大事だからこそ大きな壁になってしまっていた」と、改めて同曲への思いが高まったと話した。


 続いて登場した宮崎あおいは、18歳で「やさしいキスをして」のMVに出演経験のある女優。彼女はドリカムに惹かれたきっかけとして「未来予想図II」で描かれている恋人同士のやりとりを挙げ「<ブレーキランプ 5回点滅>ってやられたことはないけど、こんなことがあったらいいなって思ってました」と当時の思い出を振り返った。また、彼女は22歳で大河ドラマ『篤姫』(2008年・NHK)に主演したことから、同年の『紅白歌合戦』でドリカムの曲紹介を担当。奇しくも、その時にドリカムが披露した曲は「未来予想図II」のリメイクバージョン「ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~わたしたちの未来予想図~」だった。その後、番組では2007年6月20日放送分の『SONGS』より、未来予想図Ⅱ ~VERSION’07~」を放送した。


 番組後半では、中村正人が登場。50歳を迎えた吉田について「初めて出会ってから30年一緒に過ごしているけど、根本的なところは何も変わっていない。吉田美和という人間は歌うために生まれてきたし、歌うということが生きること」と長い年月を見守り続けてきた彼ならではの意見を述べた。


 また、番組ではドリカムが4年に一度開催しているイベント『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND』について、今年が開催年であることに触れつつ、2011年度の『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2011』でリクエスト1位を獲得した「何度でも」が、現在の中間発表で1位になっていることを紹介。中村は同曲について「『LOVE LOVE LOVE』や『未来予想図』『うれしい!たのしい!大好き!』を抜いて1位にいるのがとても嬉しい。この曲はビックヒットじゃなかったし、CDのセールスも伸びなかったけど、長い年月をかけてみなさんが“私のドリカム”にしてくれた」と、ドリカム史において重要な意味を持つ楽曲であることを熱弁。その後、2011年5月25日放送分の『SONGS』より、同曲の映像をオンエアしたところで番組が終了した。


 改めてドリカムが社会に与えた影響を振り返るとともに、吉田が50歳を迎えた現在においても成長し続けていることが垣間見れた今回の放送。今年の『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015』で繰り広げられるパフォーマンスを楽しみにしたい。(向原康太)