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でんぱ組.inc、楽屋で常時LINEトークの利点語る 古川未鈴「ログが残るのもいいですよね」

2015年07月04日 15:40  リアルサウンド

リアルサウンド

『バズリズム』公式HP

 バカリズムとマギーが司会を務める音楽番組『バズリズム』(日本テレビ系)の7月4日放送回に、でんぱ組.inc、井上苑子、吉田山田、東雲 DONG WOON from BEAST、空想委員会が出演した。


 同番組は、音楽シーンに口コミ(バズ)で広がる、最新の音楽や話題の楽曲を発信していく番組。番組放送と並行してTwitterと連動、出演者に関するツイートをまとめて表示し“今”バズっている音楽情報を閲覧できるほか、音楽ファンと親和性の高いSNSを情報源にしながら、ありとあらゆる“バズミュージック”を紹介する内容となっている。


 冒頭、トークコーナー「おしゃべりズム」にでんぱ組.incが登場すると、バカリズムは「僕の番組で、自分が書いた詞を歌ってくれたことがある」と以前から交流があることを語り、続けて「(夢眠)ねむさんは、僕がハマ・オカモト(OKAMOTO'S)くんたちとやってるグループLINEの中にいる」と明かすと、夢眠も「私も升野軍団です」と告白。これに対し、バカリズムは「若いアーティストを集めて偉そうにしているわけではない」と弁解し、メンバーの笑いを誘った。続けてバカリズムはでんぱ組.incに対し「正直、来てる感じはある?」と質問すると、最上もがは「代々木2DAYSも完売しましたけど、即完売というわけではないので…」と自虐気味に感想を述べた。その後、番組では視聴者から寄せられたキーワードをもとに彼女たちを分析。まずは「ひきこもり」というワードについて、夢眠が「お休みの日は外に出ない。日焼けが全員大嫌い」と語ると、古川未鈴も「野外ライブでも、出来れば雨が降って欲しい」とこれに同調した。


 続いて番組では「W.W.D 重い」というワードを紹介。彼女たちのブレイクポイントとなった楽曲「W.W.D」について古川は「自己紹介ソングのつもりだったけど、ヒャダインさんが書いてきた歌い出しが<いじめられ 部屋に引きこもってた ゲーセンだけが 私の居場所だった>でビックリした」と当時の心境を語ると、バカリズムは「歌うとき辛かった?」と彼女らに問いかけ、夢眠は「泣きながら歌っていました」と制作の裏側を語った。また、ここでヒャダイン(前山田健一)からコメントが到着。ヒャダインは同曲について「でんぱ組.incが自己紹介するのに、明るいのもおかしな話かなと思って。どん底の過去を一回バッと出すけど、マイナスからのスタートだからこそ舐めんなというメッセージを込めた」と楽曲制作の意図を明かした。続けてヒャダインはでんぱ組.incの印象について「全員暗いんですよね。楽屋もクソ静かだし。でもそれが魅力なので、打ち上げにも誰も来なくていい」とコメントすると、これを見たメンバーは「ヒャダインさんも死んだ魚のような目をしてるから」と反論した。


 また、トークはでんぱ組.incが楽屋で直接話さず、LINEで会話することに及び、夢眠は「画像を見せたい時、みんなに画面を見せるのも面倒だからURLを共有する」と語ると、古川は「ログが残るのもいいですよね」と補足し、バカリズムを爆笑させた。ここで最上が「料理のセンスがすごいのが未鈴ちゃんで…」と古川の料理技術にタッチ。古川は「バレンタインイベントでファンのみなさんに作ったチョコが衝撃的で、いまだに言われるんです…」と後ろめたそうに語り、実際に作ったチョコの画像を公開。固形になりきっていないチョコを見たマギーは「湯煎前だよね!?」と驚き、バカリズムも「ハッシュドビーフだと美味しそう」と感想を述べると、相沢梨紗は「キッチンの子が味見したら『口の中が切れました!』って言われた」と当時の裏側を語り、新曲「おつかれサマー!」を披露した。


 2番手の「おしゃべりズム」ゲストは17歳のシンガーソングライター・井上苑子。「ツイキャス視聴100万人 現役女子高生シンガーソングライター」というワードで紹介された彼女は、小学6年生からストリートライブを行い、中学校1年生では地元・大阪の中規模ライブハウスでワンマンを成功させるなど、輝かしい経歴の持ち主だ。バカリズムはそんな彼女に対し「その年齢でストリートライブとかやってたら、変な人が来たりしなかった?」と投げかけると、井上は「『お疲れ様です』って貰ったビニール袋に、脱ぎたての靴下が入っていたことがある」と衝撃のエピソードを語り、スタジオを凍りつかせた。


 そのほか、武井俊祐(ヴィンテージ)がロケを行い、アーティストの魅力を探る「緊急指令! 今すぐ探リズム」では、空想委員会を特集。武井は彼らのレコーディング現場でマネージャーとして働くことに。ファンから一般公募を行い、コーラス録りを行う企画を実施する様子をサポートし、ファンに彼らの魅力をインタビュー。武井も参加したコーラスは「劇的夏革命」として楽曲化された。続くアーティストの自撮りを放送する「丸投げ! 自撮りズム」では、吉田山田と東雲 DONG WOON from BEASTが出演。それぞれが自撮りで新譜のPRをしたのち、スタジオライブで最新曲を披露し、番組が終了した。


 でんぱ組.incのパーソナルな部分が掘り下げられた今回の放送。次回は反響のあったバズワードを再検証する『夏のバズ祭り』がオンエアされる予定だ。(向原康太)