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F1メカアップデート:フォース・インディアのBスペック

2015年07月04日 15:40  AUTOSPORT web

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フォース・インディアのBスペックついに実戦へ
ついにフォース・インディアがBスペックを投入してきた。昨年から使用を開始したドイツ・ケルンにあるトヨタの風洞施設を利用して開発された最初のマシンである。トヨタの風洞利用を開始したのが昨年の半ばだったため、2015年の開幕戦には間に合わないと判断したチームは、前半戦は2014年マシンを2015年のレギュレーションに合わせただけの暫定マシンで戦う決断を下した。

 最も特徴的なのは、ふたつの穴を設けた独創的なノーズだ。オットマー・サフナウアーCOO(最高執行責任者)は「ノーズ以外にもフロントウイング、サイドポンツーン、フロア、リヤウイングを一新してきた」と言う。

 フロントウイングはレッドブル型、サイドポンツーンはコンパクトに、フロアはディフューザーも含めて変更されている。これだけ空力を変更するとセットアップを決めてポテンシャルを引き出すまでには時間を要する。しかし、そのような状況ながらニコ・ヒュルケンベルグは初日フリー走行で8番手タイムを記録。Bスペックが持つポテンシャルに期待が高まっている。

 イギリスにファクトリーを置く7チームの中でも、一番シルバーストンに近いフォース・インディア。地元中の地元グランプリで、どんなパフォーマンスを見せるか注目したい。

(尾張正博)