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肉マイスター・田辺晋太郎さんの絶品羊3選

2015年07月04日 00:02  オズモール

オズモール

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日本では日常的に食べる習慣がない“羊肉”。でも、羊肉は低カロリーなうえ、基礎代謝をアップさせる栄養素“L-カルニチン”を豊富に含んでいて、脂肪燃焼を助けたり、体を温めたりしてくれるそう。

とはいえ、羊の肉は臭いから苦手…という女子のために、「冷凍ではなくチルドで肉を取り寄せている店の羊肉なら、いやな臭みはありません」という肉マイスターの田辺晋太郎さんが、苦手だと思っている人にこそ訪れて欲しい店3軒をセレクト。特に冷房に弱い女子は、おいしく羊肉をいただくことで夏に負けない元気を養うといいかも。

写真)「IZAKAYA VIN(イザカヤ・ヴァン)」の「仔羊のロースト」(3240円)

◆丸ごと全部がおいしい!「IZAKAYA VIN(イザカヤ・ヴァン)」


渋谷駅の井の頭口から徒歩すぐの好立地にある「IZAKAYA VIN(イザカヤ ヴァン)」は、30種類以上のフランスワインをグラスで楽しめるフレンチビストロ。

田辺さんのおすすめメニューは、ラタトゥイユや、ローストしたジャガイモとニンニクが添えられた「仔羊のロースト」(3240円)。骨付き羊肉からとったダシ“フォン・ダニョー”にローズマリーを加えたソースが、羊のうまみを引き立てる。

「フライパンで焼いてから、じっくりとオーブンで焼き上げた羊肉は、引き締まった肉だけでなく、ゼラチン状の脂やぱりぱりの皮まで、羊のおいしさを堪能できます」

南フランス産のシラー種かグルナーシュ種のブドウを使ったスパイシーな赤ワインとともに楽しんで。


◆マトンのおいしさを教えてくれる「モンゴリアン・チャイニーズ BAO(バオ)」


2016年6月1日(月)に新橋にオープンしたばかりの「モンゴリアンチャイニーズ BAO」は、内モンゴル出身のバオさんが“羊の国”モンゴルの家庭料理をふるまう店。こちらで必ず食べるべきは、山椒塩かラー油で味わう「羊の塩ゆで(骨付き)」(2名用1580円)。

「臭みがあると敬遠されがちなマトンを使っていますが、スパイスを加えずに塩だけで茹でることで、匂いが抑えられています。この料理でマトンの成熟したうまみと柔らかさを経験したら、病み付きになるはず」(同)

付け合わせには、3~4種類の酢をブレンドしたドレッシングでまとめた「辛いモンゴルサラダ」(680円)を。青唐辛子のすっきりした辛さが羊肉とぴったりの相性。また、羊の肉を使った小籠包のような「羊の包子」(3個680円)や「クミン炒め」(880円)も、「思わずしみじみとモンゴルの大草原に思いを馳せてしまいたくなる、これ以上なくほっとする味」(同) とか。

12年熟成の「紹興酒」(グラス400円 飲み放題1500円)とともに、“モンゴルの母の味”を堪能して。


◆北海道直送の生ラム肉が食べ放題「ジンギスカン 楽太郎」


友達との飲み会なら、池袋にある「ジンギスカン 楽太郎」へ。庶民的な雰囲気が漂うこちらは、都内でも珍しい新鮮なラム肉を出す店で、その肉質には田辺さんも太鼓判を押す。2名から頼める100分制の「食べ飲み放題コース」(3980円)で、肉厚でジューシーな生ラム肉とラムソーセージを好きなだけいただいて。

「チルドで北海道から直送しているラム肉は、アクも臭みもまったくなく、柔らかくて、肉汁たっぷり。醤油ダレも絶品ですが、まずは塩胡椒でいただいて、肉のおいしさを堪能してください」

「ラムタン塩」(720円)や「フレンチラムロック(骨付きロース肉)」(680円)を好みで追加するのもよし。シメには、北海道十勝生まれのご当地丼「牛とろめし」(600円)を忘れずに!

◆田辺晋太郎(たなべ・しんたろう)

音楽家、MC、肉マイスター。AKB48の「まゆゆ」こと渡辺麻友に楽曲提供してオリコン週間チャートで一位を獲得するなど、本業の音楽家として活動しながら、実践に基づく深い見識で肉の生産背景からベストな食べ方までを語る「肉マイスター」としても活躍。飲食店コンサルやメニュー開発、専門書や雑誌の監修を務め、著書「焼肉の教科書」(宝島社)は15万部を超える。2014年10月に一般社団法人「食のコンシェルジュ協会」を立ち上げ、初代代表理事に就任。年4回(2月、5月、8月11月末)に「焼肉コンシェルジュ検定」を実施中。