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安倍首相も参加 ミャンマー出身デザイナーが青山でショー開催

2015年07月03日 21:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

イベントに参加した安倍総理大臣とテイン・セイン・ミャンマー大統領 Image by: Fashionsnap.com
ミャンマー出身の女性ファッションデザイナー モー・ホム(Mo Hom)が、インスタレーションショーを開催した。ミャンマー文化を発信を目的に経済産業省と日本貿易振興機構(JETRO)が主催したイベントで、安倍晋三首相や安倍昭恵首相夫人、テイン・セイン・ミャンマー大統領らが参加。伝統的な意匠・技法を活かしたミャンマーの地場産品と民族衣装を披露した。

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 今回開催されたイベント「GRACE」は、135の民族を抱えるミャンマーの魅力を発信するイベントで、会場では蓮の糸紡ぎ実演やファッションショーを実施。ミャンマーの産業の将来像と、それを実現するために優先的に取り組むべき施策をまとめた「ミャンマー産業発展ビジョン」の手交の一環で、安倍総理大臣とテイン・セイン・ミャンマー大統領が出席した。
 ファッションショーでは、蓮やシルクの生地を使ったワンピースやスカートなどでコーディネートした全24ルックを披露。ニューヨークで服作りを学んだモー・ホムの、コンテンポラリーと民族柄などの伝統を組み合わせた独自のデザインを日本で初めてショー形式で発表した。
 イベントを手がけた合同展示会「ルームス(rooms)」のプロデューサー佐藤美加は「今回のイベントは日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)を立ち上げた宗像直子さんからオファーがあり実現しました。ミャンマーで唯一のファッションデザイナーのモー・ホムさんの服をはじめ、ミャンマーの地場産品を新たな切り口で世界に提案できれば」とコメント。今後の具体的な継続プロジェクトは決まっていないが、ルームスなどではミャンマーの文化を発信する企画を進めていく予定だという。