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WRCポーランド:SS1はセバスチャン・オジェ最速。母国凱旋のクビカが2番手

2015年07月03日 13:30  AUTOSPORT web

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WRCポーランドのシェイクダウンとSS1でトップタイムをマークしたセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
世界ラリー選手権(WRC)第7戦ポーランドは2日、SS1が行われ、セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がトップにたった。0.5秒差の2番手にロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)、0.6秒差の3番手にアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がつけている。

 第3戦メキシコから5戦連続でグラベルラリーとなるWRCポーランド。2日は午前中にシェイクダウンが行われ、その後ラリーの本拠地が置かれるミコワイキでセレモニアルスタートと2.5kmのSS1が行われた。

 シェイクダウンでは5回中3回目の走行でオジェがベストタイムを記録。ポーランド出身のクビカとオジェのチームメイトであるヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)、ミケルセンが同タイムで2番手につけた。

 このシェイクダウンでは、クリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が5回目の走行でマシンが7度も回転する大クラッシュ。幸いミークとコドライバーに怪我はなく、マシンもロールケージやエンジンなどにダメージがなかったため、SS1には出場を果たしている。

 セレモニアルスタートを経て実施されたSS1では、終盤に走行したクビカがベストタイムをマーク。地元ファンを沸かせたが、クビカの直後に出走したオジェが、クビカのタイムをわずかに上回りトップを奪取し、クビカの母国ラリー首位スタートを阻止した。

 ミケルセンが総合3番手につけ、総合4番手はピレリタイヤが路面とマッチしたマーティン・プロコップ(フォード・フィエスタRS WRC)が獲得した。シェイクダウンでクラッシュしたミークは、オジェから4.1秒遅れの総合17番手となっている。