ABCマートで違法長時間労働の疑い 報道受けてコメント発表

　エービーシー・マートが7月2日、「ABC-MART」の都内2店舗で違法な長時間残業があったとして同社および人事担当役員1名らが書類送検されるとの報道を受け、文書でコメントを発表した。

ABCマートで違法長時間労働の疑いの画像を拡大

　NHKなどの報道によると、東京労働局から東京地方検察庁に書類送検される役員は池袋と原宿の店舗責任者らで、ブラック企業対策を目的に4月に発足された過重労働撲滅特別対策班による送検は今回が初めてのケースだという。東京労働局では改善が不十分と指摘しているが、エービーシー・マートでは「2014年8月に本被疑事実についてご指導を頂いた直後から、早急に残業時間の削減及び抜本的対策の構築に取り組んだ結果、全店舗でこのような問題が生じない体制が確立し、現に実施されております」とコメントを発表。書類送検という事態に至ったことについて同社は、「誠に遺憾であり、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」としている。