トップへ

旧朝香宮邸の建築に焦点当てる展覧会、香水塔の調査報告も

2015年07月02日 13:00  CINRA.NET

CINRA.NET

『大客室』(松井写真館 1933年頃)
『アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS』展が、7月18日から東京・白金台の東京都庭園美術館で開催される。

同展は、美術館本館として使用されているアール・デコ建築の旧朝香宮邸を鑑賞する『建築をみる2015』展と、コレクターたちが収集したアール・デコ作品による『ART DECO COLLECTORS』展の2つの展覧会によって構成される。

『建築をみる2015』展では、1933年に竣工し、今年の5月に重要文化財指定の答申が出された旧朝香宮邸の建築に焦点を当て、内装と一体的にデザインされたというオリジナルの家具や調度品を用いて竣工当時の空間を再現。『ART DECO COLLECTORS』展では、アール・デコ作品を収集している国内の3人の個人コレクターが所有するコレクションが紹介される。なお、会期中は平日のみ本館内の写真撮影が可能となるほか、アンリ・ラパンがデザインした「香水塔」と呼ばれる屋内噴水器の構造や仕組みについての調査結果が、3Dデータを元にした映像を交えて公開される。関連イベントなどの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。