昨年までケータハムのテクニカルディレクターを務めていたマーク・スミスが、新たにザウバーのテクニカルディレクターに就任することが明らかになった。
旧ジョーダン・グランプリでF1キャリアをスタートし、その後、レッドブルやフォース・インディアでもテクニカルディレクターを務めたスミスが、テクニカルディレクター不在のザウバーと契約を結び、さっそく今月13日(月)からチームでの業務を開始することになった。
スミスは、昨年5月にケータハムの技術体制の変更に伴いチームを離脱していたが、再び中堅チームのザウバーでその手腕を発揮することになった。
「初めてヒンウィルの施設を見たとき、私はすぐにその可能性に気づいた」とスミス。
「風洞やスーパーコンピューター、工作設備といったすべてが技術的にとても高いレベルにある」
「もちろん、チームの能力も忘れてはならない」
「ザウバーのポテンシャルは非常に大きい。それは、絶えず変化するF1の世界においても明らかだ」
「ヒンウィルのファクトリーには、F1で競争力を発揮するためのすべてが整っている」
昨年はチーム初のノーポイントに終わったザウバーだが、今シーズンはパワーアップしたフェラーリエンジンと新人フェリペ・ナッセのパフォーマンスおよび財政面における貢献もあって中団グループに再浮上。ここまで8戦を終え、トロロッソを上回るコンストラクターズ7位につけている。