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ダナ・キャランがデザイナー退任 ブランド休止へ

2015年07月01日 17:03  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 ダナ・キャラン(Donna Karan)が、自身のブランドのデザイナーを引退することがわかった。ダナ キャラン インターナショナル(Donna Karan International)(DKI)は、「ダナ・キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)」の後任デザイナーを決めないことを発表。ブランドはしばらくの間、休止するという。


ダナ・キャランがデザイナー引退の画像を拡大

 ダナ・キャランは、1984年にブランドを立ち上げ、翌85年に初のコレクションを発表。当時ウィメンズウェアに新進的なデザインをもたらしたとして評価され、ニューヨークを代表するデザイナーとして活躍した。ダナ・キャランは「ダナ・キャラン ニューヨークは私の一部です。長年ブランドを支えてくれた多数の同僚に深い感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしている。デザイナー職は退任するが、顧問として会社に関わり、今後は慈善事業「アーバン・ゼン基金」の活動に注力していく。
 セカンドラインの「DKNY(ディーケー エヌワイ)」は、4月に「パブリックスクール(PUBLIC SCHOOL)」のダオイー・チョウ(Dao-Yi Chow)とマックスウェル・オスボーン(Maxwell Osborne)をクリエイティブ・ディレクターに起用しており、今年秋にコレクションが初披露される予定。DKIは、今後、「DKNY」の事業に注力していくとみられている。なお、ブランドは2001年からLVMHグループに属している。