フィンランド語で森を意味する「メッツア」は美術館やリゾート、公園、レジャー施設などあらゆる要素が融合した施設として企画。同施設の設立のためにフィンテック グローバル(以下、フィンテック社)とフィンランドのPuuha International Oyが共同出資して2013年11月に立ち上げた株式会社ムーミン物語が事業を運営する。所在地には、ムーミン作品のテーマのひとつでもある「自然との共生」やムーミン谷の世界観を体現するのに適する場所として、雄大な自然が溢れる宮沢湖に決定。面積は東京ドーム4個分にあたる約18万7,000平方メートルで、1960年頃から「レイクサイドパーク宮沢湖」などのレクリエーション施設の整備を行ってきた西武鉄道からフィンテック社が土地を買収する。「森林文化都市」を宣言している飯能市とは6月30日付で「地方創生に関する基本協定」を締結し、飯能市の地域資源を生かした地方創生を推進していく。
施設はムーミンゾーンとパブリックゾーンの2つで構成。ムーミンゾーンではムーミンの世界観を施設内に反映し、ショップやレストランを展開する。パブリックゾーンでは宮沢湖周辺がジョギングや散策などで親しまれてきたことから、無料で日常的に楽しめる公園としての機能を維持しながらアクティビティなどを計画していくという。