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アロンソのエンジン、ライコネンとのクラッシュのダメージで交換へ

2015年07月01日 08:30  AUTOSPORT web

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2015年オーストリアGP クラッシュしたフェルナンド・アロンソのマクラーレンMP4-30とキミ・ライコネンのフェラーリSF-15T
フェルナンド・アロンソのエンジンが、オーストリアGPでのキミ・ライコネンとのクラッシュによってダメージを負っていたことが分かった。これによりマクラーレン・ホンダはエンジン交換をしなければならない見込みだ。

 オーストリア決勝スタート直後、ライコネンがコントロールを失ってアロンソと接触、フェラーリにマクラーレンが乗り上げる大きな事故となった。

「ファクトリーで徹底的な検査を行った結果、フェルナンドのパワーユニットはアクシデントによってダメージを被ったとの確信に至りました」とホンダF1プロジェクトの新井康久総責任者は述べている。
「そのためエンジン交換が必要になるかもしれません」

 英AUTOSPORTによると、チームは過去のグランプリで使用済みのパワーユニットに交換する予定であり、ウイークエンドの間に新しいエレメントへの交換が必要にならなければ、アロンソはグリッドペナルティは受けずに済むということだ。

 チームメイトのジェンソン・バトンにはオーストリア決勝中にパワーユニットのインテークシステムセンサーの故障が発生してリタイアした。「ジェンソンの今週末のパワーユニットについては、問題は今も調査中です」と新井総責任者が述べており、エンジン交換を行うかどうかはまだ不明だ。

 シルバーストンではホンダのパワーユニットにアップデートはなされないということだ。
「ホンダはイギリスGPではハードウエアのアップデートを行う予定はありませんが、シャシーに導入される予定のエアロパーツのアップデートに合わせてパワーユニットセッティングを最適化するつもりです」と新井総責任者は語っている。

 前戦オーストリアではアロンソもバトンもパワーユニットのエレメント交換により、25グリッド降格という大きなペナルティを科された。