今週末のイギリスGPでアップデート版のVJM08を走らせる予定のフォース・インディアが、シーズン後半に期待を示し、コンストラクターズ選手権でレッドブルに勝つことを目指すと語った。
フォース・インディアは、シーズン中に大きなアップデートを入れる予定が遅れていたが、ようやくホームレースであるイギリスGPで“Bスペック”マシンを導入する見込みとなった。チームはモナコGP以降少しずつ新パーツを入れて改善を進め、オーストリアGP後の合同テストではエステバン・オコンとパスカル・ウェーレインが“鼻孔”ノーズ、フロントウイング、ターニングベーン、サイドポッドなど新しいパーツのテストを行った。イギリスGPではさらなる新パーツが加えられる見込みだ。
チームプリンシパルのビジャイ・マルヤは、多少時間がかかるだろうが、新パッケージは効果を発揮すると自信を見せている。
「待ちに待ったアップグレードパッケージがシルバーストンでデビューする。皆が期待に満ちているが、フリープラクティスを通してこのマシンを完全に理解し、変化を把握するためにはたくさんのことを学習する必要がある。だが早い段階で進歩を果たせると自信を持っている」
ニコ・ヒュルケンベルグは「シルバーストンでアップグレード版VJM08に乗るのがすごく楽しみだ。シーズン後半、僕らに何ができるか、最初の手応えを得ることができるだろう」とコメントしている。
副代表のボブ・ファーンリーは、イギリスではBスペックを2台用意し両方のドライバーをアップデート版に乗せたいと述べている。
また、前戦オーストリアではヒュルケンベルグが今季ベストの6位で入賞しており、この勢いを維持して、コンストラクターズ選手権4位争いでレッドブルに勝ちたいとも語った。現在レッドブルは55点、フォース・インディアは31点でランキング5位につけている。
「(ランキング)4位が次の目標だ。(新パッケージは)高いパフォーマンスを発揮すると考えているし、そうすれば期待が持てる」とファーンリーは語った。