2015年06月29日 15:11 弁護士ドットコム
アメリカの連邦最高裁は6月26日、「同性婚は憲法上認められた権利だ」と判断し、同性婚を認めない州法を憲法違反だとする判決を下した。その2日後の6月28日、ニューヨークのマンハッタンでは、性的少数者やその権利をサポートする人たちが「虹色の旗」を振りながらパレードした。
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このパレードは、1969年6月28日深夜に起きた「ストーンウォール暴動」をきっかけに、翌1970年から毎年行われている。まだ同性間のセックスが違法とされていた時代、ニューヨーク・ゲイ・コミュニティの中心だったバー「ストーンウォール イン」に踏み込んだ警察官たちに対して、ゲイたちが行った「反撃」を記念するものだ。
今回のパレードには、LGBTアクティビストの東小雪さんも参加していた。同性パートナーの増原裕子さんと一緒にニューヨークに滞在している東小雪さんに、連邦最高裁の判決が現地でどのように受け止められているかを聞いた。
「判決が出た瞬間はニューヨークにいました。すぐにストーンウォール インに駆けつけると、そこは歴史的な瞬間を喜び合う人々でいっぱいでした。
この判決には日本も大きな影響を受けると思います。日本でも少しずつLGBTについて知られるようになりましたが、まだまだ遅れていると感じます。
早く日本でも、男女のカップルも、女性同士のカップルも、男性同士のカップルも、平等に結婚が選べるようになってほしいと思います」
(弁護士ドットコムニュース)