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【フォーミュラE】ヴァージンがシトロエンDSとのパートナーシップを発表

2015年06月28日 14:30  AUTOSPORT web

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フォーミュラE:シトロエンDSとの提携を発表したヴァージンのフォーミュラEマシン
フォーミュラE参戦中のヴァージン・レーシングは、第2シーズンよりDSとパートナーシップを締結することを明らかにした。DSはシトロエンが展開するブランドのひとつで、全世界で販売されている。このパートナーシップにより、チーム名はDSヴァージン・レーシングとなる模様だ。

 ヴァージン・レーシングのチーム代表であるアレックス・タイは「DSとのパートナーシップは、(ヴァージンというブランドとの)ふたつの驚くべき協力関係に留まらず、我々がフォーミュラEで勝利を求めているということの現れに繋がる、とても良い機会だ。そして、フォーミュラEで培った技術をロードカーにフィードバックしていくという、我々の大志を示している」と語る。

 また、ヴァージン・グループの総帥であるリチャード・ブランソンは「DSという素晴らしいパートナーと巡り会うことができたのは、大きな喜びである。フォーミュラEの最初のシーズンでは、どのチームでも勝つことができるという、刺激的な、そしてファンにも親しみやすいレースというイメージを提供した。第2シーズンもこれを基にするが、我々はDSとのパートナーシップにより、複数のチャンピオンシップを獲得したいと思っている」と語っている。

 一方、ヴァージンと組むことで、DSが持つテクノロジーを進化させていきたいと語るのは、DSのCEOであるイーヴ・ボネフォントである。

「我々はフォーミュラEの価値はふたつあると思っている。ひとつは観客に近いということ。そしてもうひとつはテクノロジーである。我々がレースを行うことで培うことができる経験は、直接お客様に接することになる我々のテクノロジーの発展に繋がる。キーとなる要因である」

 現在、フォーミュラEにはルノー、アウディ(フォルクスワーゲングループ)が直接的に参画し、BMWもセーフティカーやマーシャルカーを提供する形で関わっている。来季からはここにDS(PSA・プジョーシトロエン・グループ)が加わることになり、自動車メーカー間の競争そして技術革新が加速することになりそうだ。