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メルセデスAMG GT3、7月にニュルブルクリンクで実戦デビューへ

2015年06月28日 10:40  AUTOSPORT web

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2015年末に予定されているデリバリー開始を前に、7月4日のVLN4で実戦デビューを果たすことになったメルセデスAMG GT3
2015年末からデリバリーされる予定の新FIA-GT3規定車両『メルセデスAMG GT3』が、7月のVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第4戦(VLN4)で初の実戦を迎えることになった。

 現在もGT3マーケットで大きなシェアを誇っているメルセデスベンツSLS AMG GT3の後継として、今年3月のジュネーブショーで発表されたメルセデスAMG GT3。ここまで1万2000kmを超えるテストを行なってきたこのマシンが、7月4日に決勝レースが行われるVLN4で実戦デビューを果たす。

 ドライバーには、AMGのテスト/開発ドライバーとしてマシンの開発に携わったベルント・シュナイダー/トーマス・イェーガー/ヤン・ザイファルトの3名を起用。AMGのカスタマースポーツ部門を率いるヨッヘン・ビッツァーは今回の実戦デビューにあたって次のようにコメントしている。

「AMG GT3での初レースを今からとても楽しみにしている。厳しいテストと開発のフェイズの後、我々はマシンをレースコンディションでテストすることを切望しているんだ」とビッツァー。

「我々にとって、VLNへの参戦はテストにすぎない。すべてのコンポーネントを本物の(レース)コンディションに置くことによって、機能のテストを行いたいんだ」

 このメルセデスAMG GT3は、2016年シーズンに向けて、15年末からデリバリーが開始される予定。ロードカーのメルセデスAMG GTは4リッターV8エンジンを搭載しているが、GT3バージョンは、SLS AMG GT3と同じく、6.2リッターV8エンジンを搭載する。また、軽量化のため、ガルウイングは廃止されている。