2015年06月28日 07:21 リアルサウンド
7月1日に、9thシングル『Cha-Cha-Cha チャンピオン』をリリースするSexy Zone。発売日に向けて連日、音楽番組への出演が目立っている。
『Cha-Cha-Cha チャンピオン』は、FIVBワールドカップ バレーボール2015の大会テーマソング。爽やかなメロディと覚えやすい振り付けで、応援ソングとして大会を盛り上げてくれそうだ。佐藤勝利、中島健人、菊池風磨の3人が繰り出すラップも新しく、フレッシュさと男らしい力強さがマッチした仕上がりになっている。
だが、Sexy Zoneといえばメンバーが5人にも関わらず、ここ数作品は佐藤、中島、菊池の3名ばかりがクローズアップされ、松島聡、マリウス葉の露出が極端に少ないという不自然な流れにファンは困惑してきた。
新曲『Cha-Cha-Cha チャンピオン』でも、ジャケットには松島、マリウスの姿はない。そんな状況に加えて、26日放送の『ミュージックステーション』では、総勢72名のジャニーズJr.がバックダンサーとして登場し、松島、マリウスもそのなかの一人のように見えてしまう衣装だった。さらに、Jr.の新ユニット『Mr.King VS Mr.Prince』(Mr.King=岩橋玄樹、神宮寺勇太、岸優太、Mr.Prince=平野紫耀、永瀬廉、高橋海人の6人で結成)が発表され、ファンの心はますます揺れた。
しかし、27日放送の『音楽の日』では、MCを務めるSMAPの中居正広がそのモヤモヤに対して、ズバリ切り込んだ。新曲を歌い終わったタイミングで、まずは衣装の違いにひとツッコミ。さらに「5人で(Sexy Zone)だよな?」と確認すると、メンバーは「そうです!」とうれしそうに返事をし、肩を組んだ。その姿に、多くのファンは安心を覚えたはず。Twitterでも、「中居さんありがとう」という歓喜の声が多くつぶやかれた。
中居は、これまでもKis-My-Ft2のメンバーが来ていた衣装からメディアの露出に関する格差にもツッコミ、さらには後ろに立つメンバー4人で“舞祭組”というユニットをプロデュースして成功させた実績もある。
CDジャケットや街頭に飾られる看板写真では、顔の大きさが明らかに違ったり、音楽番組に出演した際のカメラに映る時間が異なったりと、ジャニーズの格差は、これまでも多々あったことだ。同じグループのメンバーとはいえ、平等にいかないのが、人気商売であるアイドルの宿命。
誰もが仕方ないと思っていたところに、一石を投じた中居の存在はジャニーズの歴史の中でも新しい流れだ。今回、中居がSexy Zoneの体制についてツッコミを入れた結果、今後の活動に変化は見られるのか。いずれにせよ、5人が楽しそうにしている姿をファンは待ちわびている。(佐藤結衣)