オーストリアで開催されたF1合同テストでウイリアムズが装着した奇妙なウイングレットが注目を集めたが、これは単にデータ収集のためのものであると、今回テストに参加したバルテリ・ボッタスが説明した。
23、24日に行われたテストでウイリアムズは、何度かリヤホイールの前にウイングレットを配置して走行した。
ウイリアムズはこのウイングレットによってリヤホイール周りの空気の流れに関するデータを集め、このエリアの開発をさらに進めるべきかどうかを調べようとしていたという。
このウイングレットについて聞かれたボッタスは、次のように答えた。
「テスト中、マシンに変なパーツをつけているのが見えるだろうけど、あれはファクトリーのためにデータを集める目的のものだ」
「詳しくは言えないが、マシンのどのエリアを改善すべきかを理解するため作業している」
ウイリアムズはオーストリアGPで導入したアップデートの効果を実感しており、実際、フェリペ・マッサが3位表彰台を獲得した。
今回のテストでは初日にスージー・ウォルフ、2日目にボッタスが走行した。テストを終えたボッタスは、新パーツは期待どおりの効果を発揮していたと述べている。
「すべてが予想どおり機能していた。ここに持ち込んだ新パーツによってダウンフォースが向上した。シルバーストンでこれが助けになるはずだ」