24日、オーストリアF1合同テストが2日目最終日を迎え、フェルナンド・アロンソがマクラーレン・ホンダMP4-30で評価作業を行い、104周を走り切った。
午前中がウエットコンディションとなった前日はテスト&開発ドライバーのストフェル・バンドーンが作業を行い、2日目にアロンソがマシンを引き継いだ。24日はランチタイム前に小雨が降ったものの、比較的天候に恵まれた。
オーストリアGPに大規模なアップデートを持ち込んだマクラーレンだが、それを搭載したアロンソ車が、決勝1周目にキミ・ライコネンとのクラッシュで破損。そのためチームはスペアパーツを取り寄せてこの日のテストに臨んだ。
チームは新しいショートノーズボックスを含むさまざまなエアロコンポーネントのテストに集中、アロンソは104周を走り、1分10秒718で9人中7位だった。
マクラーレン・ホンダのチームマネージャー、デーブ・レディングは、信頼性が発揮され、たくさんのデータを集めることができて満足していると語った。
「昨日のテストでのポジティブな勢いを維持することを目指していたが、うまくやることができたと思う。午前中のセッションはデータとシステムセットアップのチェックを行い、新しいショートノーズを装着してエアロの相関関係のテストにも取り組んだ。午後には広範囲にわたる新しいボディワークコンポーネントの空力テスト、タイヤ評価、パワーユニットの機能性テストを行った」
「よい天候とドライコンディションを最大限に活用し、大量のテストプログラムを満足いく形でこなすことができた。テストは2日間とも有意義だった。何より重要なのは信頼性が発揮されたことだ。今回のテストで大量の貴重なデータとドライバーたちからの役立つフィードバックを得た。サマーブレーク前の次の2戦に向けてこれを分析する」