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AKB48峯岸みなみのサディスティックな演出に島崎遥香ドン引き 「こういうの好きなんだ…」

2015年06月24日 11:51  リアルサウンド

リアルサウンド

AKB48『僕たちは戦わない(Type-D【初回限定盤】)』(キングレコード)

 『AKBINGO!』の6月24日放送分にて、AKB48グループのメンバーによる「妄想ドラマフェスティバル」が行われた。


(参考:アイドルの「恋愛禁止」は守り続けるべきものなのか?  香月孝史が歴史的経緯を踏まえて提言


 同企画は、メンバーが自身の妄想恋愛を脚本にし、監督として映像化に挑戦したもの。今回は峯岸みなみ、山内鈴蘭、込山榛香、北原里英、田中菜津美、三田麻央の6人による妄想劇が繰り広げられた。


 冒頭、北原は「いつも『AKBINGO!』の企画は辛く苦しいものが多いですが、今回は本当に楽しかった」と撮影の感想を語ると、田中は「カメラアングルも全て自分で決めた」とこだわりを明かし、この日が番組初登場であり、グループ内隋一のアニメ好きである三田は「ここに私を起用するなんて、スタッフさんは分かってらっしゃる」と今回の抜擢に感謝した。


 また、この日の審査員には、映画コメンテーターの有村昆を招聘。有村は「王道に撮っても良いし、小道具にフォーカスを当てたり、アングルを女の子の目線で撮影すると感情移入しやすい」と語り、発表がスタート。一番手の峯岸は「私はとにかく主導権を取られたい女で有名なんですけど、今回は欲望を全て詰め込みました。女性がきゅんとくるシチュエーションをネットで調べて、要素として散りばめた」と語り、茂木忍を男性役に、向井地美音を女性役、かませ犬の男性役に谷真理香を起用。学校を舞台に高圧的な男子と、彼に片想いをする女子のやり取りを描いてみせた。なかでも茂木が向井地に「お前が好きなのは、俺だろ?」と強引に迫るシーンには、VTRを見守るメンバーも顔を覆う仕草を見せた。VTR終了後、峯岸は「サディスティックなのに『よくできました』というシーンが良かった。一人で何回も巻き戻しながらお酒でも飲みたい」と自画自賛し、島崎遙香は「峯岸さん、こういうの好きなんだ…」と苦笑いで感想を述べていた。


 2番手の込山は、土保瑞希、松岡菜摘、岩立沙穂、村山彩季、後藤萌咲、横山結衣を起用し「先生との恋」を描写。先生役の松岡と、生徒役の土安との恋を演出し、2人に身長差をあえて付けるために足場を作るなどし、キス未遂のシーンに徹底的なこだわりをみせた。これに対し、柴田亜弥は「『私の気持ちを弄んでくる!』と思った」と、嬉しそうにVTRの感想を述べた。


 3番手の田中は、島崎、上西恵(NMB48)、倉野尾成美、加藤玲奈の4人を起用し「関西男子と地味子の恋」を撮影。田中はVTR前に「キャスティング勝ちです」と自信満々に言い放つと、主演で地味子役を務めた島崎も「ナチュラルメイクにして、マニキュアも落とした」と役作りもしっかり行ったことを明かした。映像では、上西の関西弁を活かした演出で、奥手な島崎と積極的な上西のやりとりを描き、ラストシーンでは上西が島崎を壁ドン。上西が「『俺と付き合ってくれへん? OKかイエスで答えて』」と告白し、島崎は上西の背中を握って答えるという描写、メンバーから歓喜の声が上がった。


 VTRを見た宮澤佐江(SKE48/SNH48)は、「『OKかイエス』っていいねー!」と興奮気味に語ると、矢倉楓子は「関西の男はキツい印象けど、けいっち(上西の愛称)の演じる男子は爽やかだった」と同グループだから分かる点を指摘。続いて北原は「あそこまで華を消せるのだと思った」と語ると、有村も「ラストで島崎さんが上西さんの背中を掴むシーンが良かった」と島崎の演技に高い評価を寄せた。これに対し、田中は「それは撮影後に加えたシーンで、島崎さんの役は地味子だったから、言葉にしない形で気持ちを表現できればと思った」と、自身が意図的に演出として加えたものであることを明かし、全員から絶賛されたところで番組が終了した。


 各メンバーの演技力と、監督を務めた3人の能力が明らかになった今回の放送。次回は「妄想ドラマフェスティバル(後編)」が放送される予定だ。(向原康太)