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広瀬すずが実写版『ちはやふる』で千早役、共演に野村周平、真剣佑ら

2015年06月24日 11:10  CINRA.NET

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左から綾瀬千早役の広瀬すず、綾瀬千早原作ビジュアル ©2016 映画「ちはやふる」製作委員会 ©末次由紀/講談社
末次由紀の漫画『ちはやふる』が実写映画化され、2016年3月と4月に二部作で公開。キャストが発表された。

2007年から『BE・LOVE』に連載されている『ちはやふる』は、小倉百人一首を用いた競技かるたを題材にした作品。2010年に宝島社のムック本『このマンガがすごい!』オンナ編で1位を獲得したほか、これまでに累計発行部数1200万部を記録している。

物語は、初恋の相手・綿谷新に会いたい一心で高校に競技かるた部を作り、全国大会を目指す綾瀬千早、千早の新への気持ちを知りながら彼女を応援する幼なじみの真島太一、千早がかるたに出会うきっかけとなった人物で、小学生のときに離ればなれになってしまった新の3人の関係性を軸に展開され、彼らの友情や成長、恋愛模様が描かれる。

主人公の千早を演じるのは、同作で映画初主演を果たす広瀬すず。太一役を映画『ビリギャル』『日々ロック』などの野村周平、新役を『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』の公開が控える真剣佑が演じる。さらに、真剣佑と同じく800人以上が参加したオーディションで選出された上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也らがキャストに名を連ねている。また、千早のライバルでかるたクイーンの若宮詩暢役で松岡茉優、千早が通う瑞沢高校の教師・宮内役で松田美由紀、千早の百人一首の師匠・原田役で國村隼が出演する。

メガホンをとるのは、『タイヨウのうた』『カノジョは嘘を愛しすぎている』などの小泉徳宏。小泉は広瀬について「素直で、無邪気で、情熱的で、周りの人間を魅了しながら前へ前へと突き進む。綾瀬千早という人物像を違和感なく演じきれる役者は、広瀬さんをおいて他に考えられません。広瀬さん自身は、実は千早とは逆にとてもシャイで慎ましい方なのですが、そこはさすが役者。ひとたびカメラが回ると、途端に役に入り込んで千早の弾けるようなキャラクターへと豹変するのです。皆さんにその変貌ぶりを早くご覧になって頂きたいです」とコメント。

また、映画について「映画『ちはやふる』は、青春、恋愛、スポ根、音楽と、原作と同じく色々な顔を持った映画になります。僕の好きな歌に、『あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり』という歌があります。恋心を知る前の自分と、知ったあとの自分との違いを比べた歌です。この歌のように、映画『ちはやふる』を見終わって映画館を出る時に、映画館に入る前の自分とは何かが違っている、少しだけ世界が明るくなった気がする。そんな風に思ってもらえる映画にしたいです」と意気込みを語っている。

■広瀬すずのコメント
家に百人一首があるくらい、家族全員で原作の大ファンです。原作の千早は、身長が高くロングヘアーで、自分とは違うイメージかなと不安もありましたが、色々な作品を演じていく中で自分にも千早のような熱い部分があると感じました。千早の熱をしっかり表現し、少しでも彼女のまっすぐさ、芯の強さに近づいていきたいと思います。
また「映画初主演」ということはあまり意識せずに、キャストのみんなと同じ場所で、小泉監督がつくる『ちはやふる』の世界でイキイキと一番輝いている千早として生きられるように頑張りたいと思います。

■末次由紀のコメント
映画化の企画を聞いてからもずっと半信半疑でいました。ちはやふるの実写化の難しさを1番感じていたのは自分でした。でもこの題材に真正面から取り組んで下さってる小泉監督は、私よりも何歩も深く踏み込んで、空気ごと再構築して下さっています。今は小泉監督の作品としての仕上がりが楽しみでなりません!