中銀カプセルタワービルのビジュアルファンブック刊行のための資金募集が、クラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」でスタートしている。
中銀カプセルタワービルは、故・黒川紀章の設計によって1972年に建てられた東京・銀座にあるカプセル型の集合住宅。丸窓のついた立方体の各ユニットが独立した部屋になっており、必要に応じて取り外し交換できるように設計されている。現在、カプセルの内部は老朽化が進み、解体や建替えの危機も続いているという。
今回刊行を予定している『中銀カプセルタワービル銀座の白い箱舟(仮)』は、写真や取材記事を豊富に掲載し、カプセルのデザインやカプセル内での生活の記録を住人目線で紹介する書籍。資金募集の目標金額は150万円となり、出版にあたって発生する著作権使用量の全額が同書の編著を手掛ける「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」の活動資金に充てられる。支援のリターンには完成した書籍や、缶バッジ、カプセル内部のツアーなどを用意。資金の募集締め切りは8月14日となる。