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テイラー・スウィフトの楽曲配信拒否を受け、アップルが印税支払の方針転換

2015年06月24日 07:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

テイラー・スウィフトがtumblrに投稿した抗議文
アップルが、今月末からサービスを開始する「アップルミュージック」の3カ月間の無料トライアル期間中にアーティストらへの報酬を支払わないという方針を変更した。歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)が、印税の未払いを理由に楽曲提供を拒否し、抗議を唱えたことに対応した格好だ。

T・スウィフトがアップルに抗議の画像を拡大

 テイラー・スウィフトは、自身のタンブラー(Tumblr)に「アップルが革新的なブランドであるにも関わらず、3ヶ月間音楽の創作活動に対しての対価が支払われないことに落胆している」という旨の長文コメントを投稿。この抗議を受け、アップルの上級副社長エディ・キュー(Eddy Cue)は、「アップルはどんな時であれアーティストへの報酬を支払います」と自身のツイッターで明言した。テイラー・スウィフトは以前にもアーティストへの報酬が低いという理由で、音楽ストリーミングサービス「スポティファイ(Spotify)」への楽曲提供を取り止めている。主要メディアでは、アップルのような巨大企業の経営方針に異論を唱え、対応を迫ったテイラー・スウィフトの存在を「インターネットの女王」や「今、音楽業界においても最も影響力のあるアーティスト」と表現している。