『―没後10年―塔本シスコ展』が、7月7日から東京・銀座の永井画廊で開催される。
1913年に熊本に生まれた塔本シスコは、53歳の時に独学で絵を描き始め、92歳で逝去するまで約40年間にわたって創作を続けた画家。緻密な描写と斬新な視点で描かれた作品によって、アンリ・ルソーらに連なる「素朴派」の作家として評価されている。これまでに地元熊本・不知火美術館で生誕100年の展覧会が開催されたほか、東京・世田谷美術館での『アンリ・ルソーから始まる 素朴派とアウトサイダーズの世界展』などに出展。今年2月にはいしいしんじ、都築響一、保坂健二朗が寄稿した初作品集『塔本シスコ 絵の手帖』が刊行された。
『―没後10年―塔本シスコ展』では、塔本の膨大な遺作の中から厳選された約30点が展示される。