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自分は何も悪くないのに!? 面接で落ちることがある「就活生の3つのパターン」

2015年06月23日 18:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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面接に立て続けに落ちた時に「こんなに落とされるなんて、私ってダメ人間なのかな…」なんて、思っていませんか? それ、大間違いです。

もちろん、中には態度が悪く積極的に「採用したくない」というネガティブな評価をされて選考に落ちる人もいますが、それはおそらく稀です。真面目に就活に取り組んでいる人は、そんな理由で落ちる訳ではなく、別の理由で落とされることも多いのです。(文:ユズモト)

いくら優秀な学生でも、会社とミスマッチなら仕方ない

1つめは「採用枠が足りないため」。企業は採用目標人数をある程度決めた上で採用活動を行っています。その数は業績や今後の事業展開のことを考えた上で割り出されていますから、採用活動中に数が大幅に増減することはありません。

そのため、採用予定数以上の学生さんが応募してきたとしたら、誰かは絶対に落とさなくてはいけません。例えば、採用予定数が10名の会社に20名の応募があったとしたら、たとえ20名全員が優秀な学生だったしても、10人は切り捨てないといけないのです。

2つめは「社風がその人に合っていないと感じたため」。採否の最終判断は、たいてい「会社に合うかどうか」で決まるそうです。企業によって社風は全く異なり、「失敗を恐れず新しいことに挑戦し、大きな利益を生み出そう」と考える挑戦型の会社もあれば、「小さな仕事を積み重ねて、確実に利益を出していこう」という保守的な会社もあります。

コツコツ努力を積み重ねるタイプの人は、挑戦型の会社に落とされてしまう可能性が高いですし、何か大きなことを成し遂げたいタイプの人は、コツコツ型の会社には落とされやすいです。面接中に話される「自己PR」や「学生時代頑張ったこと」から、どのような性格かを面接担当者は分析し、社風にマッチする人材かどうかを分析しているそうですよ。

3つめは「スペックが高すぎるため」。高学歴の学生さんなんかは、これ、結構あるようです。「逆学歴フィルター」とも言うらしいですね。私の友人にも、このような人がいました。帰国子女でTOEIC900点というスペックの持ち主でしたが、「転勤したくないから」と一般事務を志望していました。

すると、結構な数の企業から「本当は総合職が良いんでしょ」と言われ、落とされたのだそうです。そこで履歴書の資格欄にTOEICの点数を書くのをやめたら、途端に面接通過率は大幅にアップしたのだとか。

彼女のように、自分の能力を評価してくれない会社に入ることが良いかどうかは分かりませんが、スペックが高いことで変な色眼鏡で見られてしまい、苦労することもあるんだなあと思いました。

このように、たとえ落ちてしまっても自分自身に問題があるわけではない場合も結構あるので、立て続けに落ちたとしても、決して自分を責めたりしないでくださいね!ダメだった面接を振り返ることも大切ですが、ある程度「まあしゃあない、こんな事もあるさ」と割り切ることも大切ですよ。

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