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マツコ・デラックスの「死にもの狂いで3年働け」に反発の声 「今の時代は本当に死ぬ」

2015年06月23日 18:40  キャリコネニュース

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若者は趣味に生きるのではなく「3年は死にもの狂いで働くことが大事」――。タレントのマツコ・デラックスさんが語った仕事論をキャリコネニュースが取り上げたところ、ネット上で大きな反響が寄せられた。

記事では6月15日放送の「5時に夢中!」(東京MX)での発言を紹介。仕事を頑張って収入を増やそうとするよりも自分の趣味に価値を置く最近の若者に対し、マツコさんは「死にもの狂いの時期が3年、4年5年あるだけで、その後の人生が大きく変わる」と指摘。「どんなにきつくても、寝る暇を惜しんで働く時期があるのはすごい大事」と諭していた。

「もっと早くこの話を聞きたかったなぁ」と納得する人もいるが

いわば仕事から目を背けて趣味に逃避しているように見える若者に、活を入れる内容だ。キャリコネニュースのフェイスブックページでは、「確かに若い時に無理してでも努力しておいて良かったと思う」とマツコさんの声に同意する意見が多い。

「若くて努力できる体力のあるうちに、無理してでも何かに打ち込めば、そのうち経済的にもプライベートも充実してくるんだけどなぁ。歳いってからの努力って、やりたくても体力持たない」
「何事も初めは辛いもの、こんな当たり前の事が理解出来ないようならこの先の人生は真っ暗だな」
「もっと早くこの話を聞きたかったなぁ」

会社経営者という20代女性も「わかる」とコメント。結果論としながらも「20歳から25歳まで目の前のことに必死になって、25歳から28歳で独立して必死になって、そして今、選択肢はすごく増えた」と振り返る。一時期の頑張りが後々重要になってくる、というのは世代問わずに受ける考え方のようだ。

その一方で、仕事を頑張るのはいいとしても「死にもの狂いで寝る間も惜しんで働く」ということに抵抗を感じる人も少なくない。無理して働くと「本当に死ぬ」というのだ。

「現在の時代、その3~5年で使い潰されるという現実をマツコも知らないんだよ」
「死にものぐるいで働いて、その結果精神障害者になった自分からすればそんなのきれい事でしかないよ。今の若い世代だって必死こいて働いてるのに、皆報われないんだよ」

昔と違うのは「必死に働いても報われないこと」

マツコ批判の中には「昔と違って必死に働いても報われない時代なのを若者は知ってる」という指摘が目に付く。サラリーマンの平均所得は1990年から右肩下がりで、今後も上がる見込みはない。そのため「奴隷のように安月給でこき使われて死ぬより趣味に生きた方が有意義」だというのだ。

高度成長期にも「過労死」は存在したが、会社と社員との間には強い絆が存在した。社員が倒れても、会社は面倒を見てくれたが、いまはそうはいかない。「3~4年で使い捨て」になるケースも珍しくない。

そんなブラック企業で連日サービス残業を繰り返し、身体を壊したら元も子もない。体力のある人であれば、経験した修羅場が後々の糧になるかもしれないが、そんな人ばかりではないだろう。「強い人間の言うことは聞き流していい」という声もあった。

また、熱心に「趣味」に打ち込んだからといって、会社での仕事量が他人より劣るとは限らないという反発も。仕事を定時に終わらせて余暇を趣味に使うのにも工夫が必要だ。そのため「趣味に走る人は仕事の上でも切り返しや要領がちゃんと出来てる連中が多いよ」という声も寄せられていた。

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