オーストリアGP終了後、レッドブルリンクでは6月23日から2日間、今シーズン最後のインシーズンテストが行われる。そのためチームはレース後もサーキットに残り、テストへ向けた準備を行っていた。
レッドブルとマクラーレンは、月曜日の明け方まで作業を続けていた。マクラーレンは新空力パッケージを投入したフェルナンド・アロンソ車がレースで大破したため、急きょバトン車をアロンソ仕様に変更。レッドブルは、なぜ準備に時間がかかっていたのだろうか。
今回、ピレリは前回のバルセロナテストと同様に2016年用プロトタイプを持ち込み、協力を承諾してくれた3チームに詳細を明かさずに2種類ずつ渡して、ブラインドテストを行う。その3チームとは、メルセデス、フェラーリ、トロロッソで、彼らはバルセロナでもプロトタイプのタイヤテストを担当していた。バルセロナでは、レッドブルもタイヤテストを担当していたが今回は辞退していることから、レッドブルは今後に向けて大がかりな空力テストを行うのではないかと予想される。
各チームのテスト担当ドライバーは以下のとおり。メルセデスは「担当ドライバーは天候を見て直前に決める」と語っており、マクラーレンも「ドライバーの担当日は未定」とコメントしていたため、下記から変更になる可能性もある。トロロッソは、2014年DTMチャンピオンのマルコ・ウィットマンを起用する。
メルセデス
6月23日(火)ニコ・ロズベルグ
6月24日(水)パスカル・ウェーレイン
フェラーリ
6月23日(火)アントニオ・フォッコ
6月24日(水)エステバン・グティエレス
レッドブル
6月23日(火)ピエール・ガスリー
6月24日(水)ダニエル・リカルド
ウイリアムズ
6月23日(火)スージー・ウォルフ
6月24日(水)バルテリ・ボッタス
マクラーレン
6月23日(火)フェルナンド・アロンソ
6月24日(水)ストフェル・バンドーン
ロータス
6月23日(火)ロマン・グロージャン
6月24日(水)ジョリオン・パーマー
フォース・インディア
6月23日(火)パスカル・ウェーレイン
6月24日(水)エステバン・オコン
トロロッソ
6月23日(火)マックス・フェルスタッペン
6月24日(水)マルコ・ウィットマン
ザウバー
6月23日(火)ラファエル・マルチェッロ
6月24日(水)フェリペ・ナッセ
マノー・マルシャはテスト不参加
(尾張正博)