スロバキアで開催された世界ツーリングカー選手権(WTCC)の第6戦。レース1は、ポールポジションを獲得したイバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼWTCC)がライバルのホセ-マリア・ロペス(シトロエンCエリーゼWTCC)を抑え、2戦連続で優勝を遂げた。レース2は、8番手スタートのセバスチャン・ローブ(シトロエンCエリーゼWTCC)が勝利。両レース共にシトロエンが表彰台を独占する強さを見せた。
予選でポールポジションを獲得したのはミューラー。今回から60キロのウエイト調整が入ったホンダ勢は、ガブリエレ・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC))がレース1で予選9位に入るものの、前戦で勝利したティアゴ・モンテイロホンダ・シビックWTCC)は予選17番手と苦戦。ホンダ・チーム・スウェーデンにはは、アルゼンチン出身のネストール・ジロラミがスロバキア戦から加入。WTCCデビュー戦は、予選18番手からのスタートとなった。
21日に行われたレース1決勝では、ポールポジションからスタートしたミューラーがホールショットを奪い首位をキープ。ライバルのロペスを終始抑え込み、1.949秒差でロシア戦のレース1に引き続き連勝を飾った。
スタートでロペスに並びかけたローブだったが、ロペスを攻略できず3位でチェッカーフラッグを受けた。
レース1で表彰台を独占したシトロエン勢は、レース2でも勢いを見せる。8番手スタートのローブは、好スタートを決め上位争いに進出。他車がトラブルに陥る中、タルキーニを3周目にオーバーテイクしトップに浮上する。ロペスとミュラーも立て続けにタルキーニを攻略しトップを追いかけるも、ローブは3秒差で逃げ切り開幕ラウンド以来の勝利を挙げた。
2位にはロペス、3位にミュラーとレース1に引き続きシトロエンが表彰台を独占した。
予選で苦戦したホンダ勢は、タルキーニがレース1で6位、レース2で4位を獲得。モンテイロは、レース1で8位、レース2で9位という結果だった。