2015年F1オーストリアGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはリタイアに終わった。
フェルナンド・アロンソ 決勝=リタイア
「いいスタートを決めて、ターン1とターン2に向けてかなり順位を上げていた。僕の前にいたキミ(・ライコネン)はプライムタイヤでスタートしており、ターン2の出口でひどいホイールスピンを起こしていた。彼を抜きに行ったら、コントロールを失った彼のマシンが左に動いた。ちょうどそこに僕がいたんだ。それで2台ともウォールに突っ込んだ。幸いふたりとも無事だった。おかしな事故だった。彼は5速でコントロールを失ったんだ。グリップがかなり低かったのだろう」
「チームワークさえあれば僕らは前に進み続けることができる。僕らが抱いている期待はこれまで達成してきた結果よりもずっと高いところにある。でも正しい方向に進んでいるのは確かだ。近いうちに運命が変わることは分かっているから、前向きな気持ちでいる」
「僕はあの事故の時、悪い場所にいた。本当にぞっとした。キミのマシンはひどいホイールスピンを起こして、左、右、左、右と動きが乱れていた。周囲のすべてのマシンが彼を左右から抜いていった。彼のマシンが突然左に揺れた時、僕がちょうどそこにいて、2台が当たってしまった」
「あの瞬間、何も見えなかった。僕のシートポジションからは空しか見えなかったから、ミラーを見ていた。マシンの動きが止まった時、自分のクルマの下に他のマシンがあるのが分かった。すぐにマシンから飛び降りて、彼の無事を確かめた」