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スーパーGTタイ開催、2017年まで契約延長へ

2015年06月21日 15:50  AUTOSPORT web

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決勝前の会見で2017年までの開催延長を明らかにしたサーキットのネーウィン会長とGTA坂東正明代表。
スーパーGT第3戦タイが開催されているチャーン・インターナショナル・サーキットの決勝日、合同記者会見が開催され、来年以降の2017年までの契約延長が決定される見込みであることが明らかになった。

 決勝前に行われた会見ではGTAの坂東正明代表とともにブリーラム・インターナショナル・サーキットのネーウィン・チッチョウ会長が登壇。メディアに2年目のスーパーGT開催についての感想と今後の見通しを語った。

 チッチョウ会長はまずは「Q2に残れると思ったけど、今年のGT300は速くなっている」と、前日の予選で地元チームの28号車、REITER GALLARDOが実質最下位となってしまったことに触れ、「今回の契約は今年までの2年契約ですが、今後も2017年までタイでスーパーGTを開催して頂く方向で、(地元タイチームが参戦できる)ワイルドカードについても継続していきたいと思っています。ワイルドカードによってスーパーGTのクルマを見に来るだけでなく、一緒にチームを応援してもらいたいと思っています」と契約延長に向けての動きを明らかにした。

 これを受けてのコメントで、坂東代表も契約延長の方針を認めた。

「まずはブリーラムで2年目のスーパーGTを開催できたことを嬉しく思います。2年目ということで入国の際など非常にスムーズに進めることができました。計画どおりに進められたことに感謝しています。2017年までについても昨日、話しをさせてもらいまして、ブリーラムのモータースポーツの振興発展にスーパーGTが貢献できることを期待しています」と坂東代表

 タイでは国内でもう一箇所、バンコク近辺でサーキット建設の動きがあり、スーパーGTの開催も希望していると伝えられていたが、そちらのサーキットの完成はまだまだ先の様子。チャーン・インターナショナル・サーキットでは昨年決勝日だけで7万人オーバー、3日間で13万人の観客が訪れており、大きな盛り上がりを見せていた。

 2017年までの契約延長の正式決定はこれからとのことだが、アジア圏での開催を広げて行きたいGTAにとってもブリーラム・サーキットと思惑は一致しており、契約延長に向けての懸念は多くはないようだ。