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旧ポイントのSC系ブランド「グローバルワーク」が好調 リブランディングで2ケタ近い伸び継続

2015年06月21日 15:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

2015年秋冬コレクション 展示会より Image by: Fashionsnap.com
アダストリアがショッピングセンター(SC)を中心に展開しているブランド「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」が、売り上げを伸ばしている。2014年2月期は前年比9.7%増、消費税率が引き上げられた2015年2月期も同9.2%増と2期連続で増収。3月~5月も同10%台半ばの上昇で推移しており、グループの基幹事業として「世界で通用するメジャーブランド」に育成させるという。

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 旧ポイントが運営する「グローバルワーク」は、2014年に迎えた創設20年を機にリブランディングを行い、白が基調のロゴと内装に変更したほか、商品テイストの見直しを実施。大沢たかおと長澤まさみを起用したテレビCMの放映等でブランド認知の向上を図り、最近では都市部の店舗でも売り上げが伸びているという。
 イメージの刷新に加えて組織体制を再構築し、本格的なSPA型の商品開発や計画生産の拡大をしたことで、他ブランドのアイテムとの差別化が生まれ、特にアウターでは前年比40%を超える伸びを達成。コアMDの「カジュアル」の他にも「ドレス」や「スポーツ」にカテゴリを広げ、売上高はグループ内で初めて300億円に達した。
 今後は2018年2月期に向け、積極的な移転・増床と改装で既存店の収益力を強化していくと共に、"世界で戦える"MDの構築を目指す。次の2015年秋冬シーズンは「ESCAPE」をキーワードに、ミリタリー、スポーツ、トラッドをミックスさせたファッションをメンズ・ウィメンズ・キッズ共に打ち出す。