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ロズベルグにチャンス到来も痛恨のミスでハミルトンがPP/F1オーストリアGP予選

2015年06月20日 23:50  AUTOSPORT web

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ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトン(メルセデス)
2015年F1第8戦オーストリアGPは20日、当地のレッドブルリンクで公式予選が行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが今季6回目のポールポジションを獲得した。

 ハミルトンがセバスチャン・ベッテルに並ぶ現役最多通算45回目のポールポジションを決めた一方で、またもライバルに敗れたロズベルグは目の前のチャンスを自らのミスで失う屈辱の結果に終わった。

 前戦カナダで予選パフォーマンスの改善を誓ったロズベルグは、この日の予選Q1、Q2をいずれもトップで通過。Q3でも最初のアタックでトップタイムをマークするなど、3戦ぶりのポール獲得に順調仕上がりをみせていた。

 迎えた最後のアタックでは、一旦ロズベルグを逆転していたハミルトンがラストアタックでも自身のトップタイム更新を狙ったが、最初の1コーナーでまさかのスピンを喫してしまう。
 これで、トップタイムに迫っていたロズベルグに逆転のチャンスが訪れるが、今度はそのロズベルグが最終コーナーで痛恨のコースオフ! グラベルに止まったロズベルグのチャンスは自滅という形で潰え、ハミルトンがトップのままセッションは終了した。

 期待のフェラーリもベッテルがハミルトンにコンマ4秒届かず3番手。昨年のポールシッターであるウイリアムズのフェリペ・マッサが4番手で続き、イエローフラッグにも助けられたニコ・ヒュルケンベルグが、ウイリアムズのバルテリ・ボッタスを抑えて5番手につけた。

 一方、フェラーリのキミ・ライコネンは、刻々とコンディションが変わるQ1で少し早めに走行を切り上げたことが裏目に出てノックアウト。マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソがQ2に進んだものの15番手と奮わず、ジェンソン・バトンもQ1で17番手に終わった。

 なお、マクラーレン・ホンダの2台は、すでに25グリッドの降格ペナルティが決定している。