気温36度、路面温度58度で行われたQ1は、開始と同時にVivaC 86 MCを先頭として、各車続々とコースイン。ただ、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3はマシントラブルが起きたのか、ボンネットを外して作業を行なっており、結局コースインを果たすことができなかった。
セッション序盤は、嵯峨宏紀がドライブするTOYOTA PRIUS apr GTが1分34秒700でトップ。2番手にシンティアム・アップル・ロータス、3番手にStudie BMW Z4、4番手にGAINER TANAX GT-Rが続く形となった。
セッション終了間際に、各車は再びアタックを開始。ここでシンティアム・アップル・ロータスがプリウスを上回る1分34秒496を記録し、Q1トップタイムを記録した。3番手タイムはStudie BMW Z4が記録したが、4輪脱輪の判定を受け抹消。しかしセカンドベストが7番手タイムだったためQ2進出は果たしている。なお、午前の公式練習で2番手につけた地元チーム、REITER GALLARDOはタイムを伸ばすことができずQ1で敗退している。
GT500クラスのQ1から10分間のインターバルをおいてスタートしたGT300クラスのQ2。セッションスタートと同時に、TOYOTA PRIUS apr GT、SUBARU BRZ R&D SPORT、ARTA CR-Z GTのJAF-GT勢が一斉にコースインしていった。
2番手にはB-MAX NDDP GT-Rが続きヨコハマタイヤがワン・ツー。3番手にGAINER TANAX GT-R、4番手にLEON SLS、5番手にTOYOTA PRIUS apr GTが続いている。
今回の予選は、開幕前から優勝候補と言われていたGT-Rと公式練習から好調さを伺わせていたマザーシャシーが速さを見せあう形となった。しかし、トップから6番手Studie BMW Z4までが1秒以内となっており、明日の決勝レースはかなりの混戦となりそうな気配。また予選最上位が9番手となったメルセデスSLS GT3勢の巻き返しにも期待したい。