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スーパーGT:第3戦タイ開幕。GT300クラスはひとり33秒台突入のB-MAXが練習走行トップ

2015年06月20日 15:40  AUTOSPORT web

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スーパーGT第3戦タイの練習走行で、GT300クラストップにたったB-MAX NDDP GT-R
2015年スーパーGT第3戦は20日、チャーン・インターナショナルサーキットで現地時間午前10時から公式練習が行われ、GT300クラスはB-MAX NDDP GT-Rがトップタイムをマークした。

 ゴールデンウイークに行われた第2戦富士から1カ月以上のインターバルを経て開催されるシリーズ第3戦タイ。昨年は第7戦として11月に開催されたが、今季は6月へ開催時期が変更されている。

 前日は雷雨の予報も出ていた予選日だが、公式練習開始時点では晴天に恵まれ、気温32度、路面温度42度のコンディションでセッションはスタート。各チームとも序盤から周回を重ねていった。

 セッション開始から10分が過ぎたところでコース上の落下物回収のため赤旗が掲示されたが、10時20分までに走行は再開。以降は大きなトラブルもなくセッションは進んでいった。

 練習走行序盤でトップにたったのは、前戦富士で速さを見せも優勝まであと一歩届かなかったB-MAX NDDP GT-R。開始35分過ぎには1分34秒815を記録し、ひとり1分34秒台に突入する速さをみせた。セッション開始50分を過ぎようかというタイミングでTOYOTA PRIUS apr GT、Audi R8 LMS ultraの2台も34秒台へ突入。この3台が上位を争う形でセッションは推移していった。

 現地時間11時25分からのGT300クラス占有走行開始まで残り7分というところで、今回スポット参戦している地元チームのREITER GALLARDOがB-MAX NDDP GT-Rのタイムを上回る1分34秒180を記録。この4台のみが34秒台へ突入し300クラス占有時間を迎えた。

 この占有時間では、各車がアタックを重ねていくも、なかなかREITER GALLARDOのタイムを上回るマシンは現れず。このままセッション終了かと思われたが、セッション終了間際のアタックで星野一樹操るB-MAX NDDP GT-Rが1分33秒934のベストタイムをマーク。ひとり33秒台へ突入する圧倒的な速さをみせ、前戦富士に続いてB-MAX NDDP GT-Rが練習走行をトップで終えた。

 地元チームのREITER GALLARDOが2番手、3番手タイムはVivaC 86 MCが記録し、以下、LEON SLS、シンティアム・アップル・ロータス、TOYOTA PRIUS apr GT、Audi R8 LMS ultraと続き、トップから上位7台までが1秒以内に入る接戦となっている。

 GT300クラスは、事前の予想通りGT-Rが速さをみせる展開となったが、そのほかのFIA-GT3マシンに加え、マザーシャシー、JAF-GT勢のプリウスも僅差で続いており、これまで以上に接近した予選争いが繰り広げられそうだ。また、昨年のタイ戦で2~4位を独占したBMW Z4もStudie BMW Z4が9番手につけており、巻き返しのチャンスは十分にあるといえるだろう。

 スーパーGT第3戦タイのノックアウト予選は、現地時間15時(日本時間17時)より開始される。