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5月の全国百貨店売上高、訪日外国人による伸びが過去最高に

2015年06月20日 09:02  Fashionsnap.com

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 日本百貨店協会が、2015年5月の全国百貨店売上高を発表した。盛夏衣料が伸びるなど、既存店合計では6.3%増と2か月連続で前年実績をクリア。インバウンド需要も引き続き好調で、訪日外国人売上高は、過去最高の伸びとなる前年同月比266.4%増を記録した。

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 2015年5月の売上高は、昨年の消費税率引き上げ後の買い控えの反動や休日の2日増が寄与したが、一昨年対比でも1.8%上昇。地区別では、前年同月比11.6%増の東京、同8.4%増の大阪、同8.1%増の名古屋の三大都市圏が全体を牽引し、北海道地区を除く全ての地区でプラスに転じた。主力の衣料品が好調を維持し、細分類ではPB(プライベートブランド)商品や、機能性などの付加価値を取り入れた中軽衣料品、身のまわり品に動きが見られたという。
 訪日外国人売上高は、中国や韓国、タイを中心とするASEAN諸国からの旅行客数が大幅に伸長し、購買客数は前年同月よりも246.3%増加。高級時計などの美術・宝飾・貴金属や化粧品で高い伸びが続いている。