マクラーレン・ホンダのバトン「新パッケージのアロンソにボロ負けしたい」
2015年06月19日 12:20 AUTOSPORT web
マクラーレンはオーストリアGPにショートノーズ、新たなフロントおよびリヤウイングなどエアロアップデートを施した新パッケージを導入するが、1台分しか用意できなかったため、これをアロンソのみが走らせることになった。
前回1台分のアップデートが入れられた中国ではバトンにこれが与えられたため、今回はアロンソが新パッケージを最初に試すことになり、オーストリアGP後の合同テストでも引き続き新パーツの評価作業を行う予定だ。
今週末はアロンソに完敗したいかと聞かれたバトンは「理論的にはイエスだね。こんなことを言うのはおかしいけど、イエスだ」と答えたとロイターが報じた。
「毎戦何か新しいものを持ち込んでいる。今の僕らはひたすら努力し、毎戦何か導入しなければならない状況で、必ずしも常にふたつ持ち込めるわけではないんだ」
「今トップの立場だったら片方だけに導入したりはしない。2台を公平に扱わなければならないからだ。でも今の僕らは、あるものはすべて持ってこなければならない。今までとてもうまく分かち合ってきたし、今後もこういう形でやっていく」
しかしアロンソは今週末5基目のエンジンを使うことになっており、そのために受ける降格ペナルティによって苦しいレースを強いられるものと考えられている。マクラーレン・ホンダはバトンに関してもエンジン交換を行うことを検討している。
バトンは、パワーサーキットのオーストリアではいずれにしても苦戦することは明らかであるため、この後のイギリスやハンガリーでペナルティを受けるよりは今回エンジンを交換してしまいたいと語っている。
「1台はペナルティを受けることになっているし、僕らもそうなるかもしれない。それは明日（金曜）のプラクティスで決める」とバトンが述べたとCrash.netが伝えた。
「こことシルバーストンのどちらかでペナルティを受けるとすれば、ここで受けた方がいいと思う。ハンガリーでは避けたい。あそこではそれなりに競争力を発揮できると思うからね」
「ここでペナルティを受ければ、シルバーストンは無事に乗り切れるし、全力でプッシュして、何かいい結果を持ち帰れるかもしれない」
