メルセデスのニコ・ロズベルグは、今週末のF1オーストリアGPでウイリアムズへの警戒感を示しつつも、最大の焦点には自らの予選パフォーマンスを掲げている。
2週間前のカナダでルイス・ハミルトンに敗れたロズベルグは、レース後の記者会見で予選をうまくまとめられなかったことが一番の敗因だったと語っている。
しかし、昨年もオーストリアを制しているロズベルグは、今週末の戦いのなかで予選パフォーマンスの改善を誓っている。
「カナダは、まさに土曜日(の予選)で失った」とロズベルグ。
「予選ですべてをまとめることができず、自分にとって大きなチャンスを潰してしまった」
「それでもレースペースは良かった。だからオーストリアではさらに前進して、最大限のアタックをかけることができると思っている」
またロズベルグは、前戦カナダGPで今季初表彰台を獲得し、復調の兆しをみせるウイリアムズが今週末も速さを発揮すると考えている。
ウイリアムズは、昨年のオーストリアでフェリペ・マッサがポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスも2番手と、予選フロントロウを獲得しており、今週末にはアップグレードを施したFW37を持ち込んでくるとみられている。
「もちろん、(昨年は)予選で理想的なスタートをきれなかったが、日曜日をうまく決めて勝利を手にしたことは素晴らしかった」
「また今回もウイリアムズや他の何人かのドライバーと厳しい戦いになるのは確実だと思っているよ」
現在136ポイントのロズベルグは、選手権リーダーのハミルトンから17ポイント差のランキング2位につけている。